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マンションで住みやすい階って何階?
マイホームとしてマンションを購入すると決めた時、「何階に住もうか?」と悩む方も多いです。
同じマンション内、同じ間取りであっても、価格や住みやすさが階層によって大きく変化するものなので、異なる階数の中から自由に選べるのであれば当然のことでしょう。
そこで、どの階層が自分にあっているのか、それぞれの階層のメリットとデメリットなどをご紹介します。
《なぜ階層によって価格に差が出るのか》
同じひとつのマンション内ですから、築年数も、駅や買い物施設までの距離などの条件も変わりません。
なのに分譲だけでなく賃貸としても、その部屋がある階層によって価格(家賃)に差は出ているもの。一般的に、高層階にある部屋ほど、高く設定されているケースがほとんどです。
その理由として、主に“安定した住み心地の良さ”が挙げられるでしょう。
高層マンションが建つような場所は大半が都心部。そのようなところでは建物が密集しており、日当たりや騒音の問題、さらに外部からの視線も気になるものです。しかし高層階であれば周囲の建築物はほとんどなくなりますから、そのあたりの気がかりも軽減されることになります。
もちろん低層階ならではのメリットもたくさんあります。ですが上層階であればどこも安定して日当たりや風通しが良いですし、人目を気にすることなくバルコニーからの眺望を楽しむことが出来ます。日当たりや通気性が良い、眺望が良いなどといった点は、売却時に魅力的なアピールポイントにもなり得るでしょう。
そのようなことから、階層で価格に差が出ているというわけなのです。
《それぞれの階層のメリットとデメリットは?》
それならば、金銭的に余裕があるなら高層階を選んだほうがいい?とも捉えられそうですが、実は一概にもそうとは言い切れないのが難しいところ。高層階にメリットがあるならば、低層階は低層階なりのメリット、またはどちらにもデメリットがあるのです。
■1階
マンション1階に住むことの大きなメリットは、価格が抑え気味なところと、何より外に出やすいところです。
エレベーターを利用する必要がないため、混雑しがちな通勤時間帯もスムーズ。忘れものに気づいてもすぐに取りに戻れますし、エントランスにポストがある場合はそちらに気楽に取りに行くこともできます。
特に子育て世帯に人気が高く、1階限定で物件探しをしている方もいるほど。下に部屋がありませんので子供の足音を気にしなくても良いですし、専用庭があることも多いためそちらで遊ばせたり、家庭菜園を一緒に楽しむ家庭も増えています。窓やバルコニーからの子供の転落事故の心配もない上、逆に子供が物を落として迷惑をかけてしまう危険もありません。地震や火災などのもしもの際に避難しやすいという点も大きなメリットに挙げられるでしょう。
ですが、やはり立地次第では日当たりや騒音問題、道路や通路などに面している部屋では外部からの視線を常に気にしなくてはならないのはデメリット。古いマンションでは床下からの冷え込みや、通気性が悪くカビが発生しやすいというケースもありますので注意しましょう。
■1階以外の低層階
通常のマンションであれば2~3階、総階数にもよりますがタワーマンションのような超高層であれば10階前後から下が低層階と呼ばれます。
こちらも上層階と比べると価格帯がリーズナブルであること、エレベーターの混雑も避けやすいこと、緊急時にも階段を利用して地上に向かいやすいことなどがメリットになります。眺望の良さは上層階と比べるとやや劣り、外の出やすさにしても1階にはかないませんが、外部からの視線もだいぶ減りますし、日当たりや騒音問題も階層次第ではだいぶ緩和された、どちらの利点もある程度得られるのが魅力とも言えるかもしれません。
■中層階
低層階と高層階の中間に位置する階層です。こちらも明確な定義はありませんので、マンションの総階数によって変化します。
高すぎない位置にあるため価格は高層階よりは手頃で、低すぎない場所ため日当たりや騒音、風通しの問題も軽減されたこちらもバランスの取れた階層です。両方のデメリットを上手く打ち消しあっているので、住みやすい傾向にあるといえるかもしれません。
ただし、高層階のように確実な眺望が望めるわけではなく、1階のように専用庭があったりするような“特徴”があまりない、いい意味でも悪い意味でも「無難」な階層であるため、マンションの売却時のアピールポイントになりにくいという欠点があります。
■高層階
マンションの高層階に住むメリットとして真っ先に挙げられるのは、なんといっても眺望の良さです。
高層階になればなるほど視界を遮るものがなくなりますから、足元に広がる街や遠い山並みまで部屋からゆったりと眺めることが可能です。人目を気にする必要もないため、カーテンやブラインドを使わずに夜景、季節によっては花火などを楽しむ方もいるでしょう。
眺望が良ければ、日差しも風通しも付随して良くなりますし、高層には雑踏や騒音もほとんど届きません。さらに蚊やハエなどの害虫も比較的出にくいとされているため、虫が苦手な人にも人気です。
とはいえ、価格が高額になりやすいこと、日当たりが良すぎて夏場は室温が上昇しやすいこと、風が強すぎて窓が開けられなかったり、布団や洗濯物をバルコニーに干してはいけないというルールのマンションも多いことなどがデメリットになります。
さらに、生活に欠かせないエレベーターの利用者が通勤時間帯などに集中し、混雑したり時間が必要以上にかかることも忘れてはいけません。それだけならまだしも、地震や火災などでエレベーターが停止してしまったら、階段を利用しなければならなくなることも留意しておきましょう。
同時に、地震の際にはかなり揺れることを覚悟しておく必要もありそうです。
■最上階
タワーマンションに住む最大の醍醐味と言えるのがこの最上階。住んでいるだけでステータスになるほどです。
眺望の良さはもちろんのこと、上の住人がいないため足音などに悩まされることもなく、その階層の住民以外が来ることもほとんどないため、不審者に気づきやすいという防犯性の高さも魅力的。
とにかく最上階という“プレミア感”が強く、新築中古問わず人気がとにかく高いため、資産価値も相当なものになります。もし引っ越すことになってもそのアピールポイントで早く確実に売ることが可能なほか、賃貸物件としても高い家賃で貸し出すこともできるでしょう。
ただし、高層階と同じデメリットが挙げられるほか、さらに屋上からの熱も伝わりやすくなるため、冷房効率はますます低下。冬場は良くとも夏場は暑さとの戦いになるかもしれません。
《何を重視するかで階層を選ぶ》
●価格面
お得さ、コストパフォーマンスの良さで選ぶのであれば、低階層を選ぶと良いでしょう。
特にタワーマンションであればそれが顕著になります。高層階でも低層階でも住民であることに変わりはありませんから、駅や巨大商業施設から直結であったりという立地の良さや、ホテルのような豪華なロビー、併設された住民専用のスパやフィットネスジムなども存分に利用することが可能です。
基本的に低階層のほうが価格は抑えめになりますが、専用庭などが存在するようなマンションであれば2~3階より1階のほうがやや高めになる場合もあるようです。
●防犯面
不法侵入のしやすさを考えると、やはり低層階より高層階のほうが安心できると思われます。特に女性は高層階を選ぶケースが多いようです。
ただし、絶対に安全とは言い切れません。「この階ならなら窓を開たまま出かけても大丈夫だろう」と高層階になるほど防犯意識は低くなる傾向にあり、その結果、バルコニーを伝ってやってきた空き巣に侵入を許してしまったという話もあります。最上階は特に、屋上から狙われやすいことも忘れてはいけません。
なお、防犯的に避けがちな1階ですが、防犯カメラなどが設置されていることが多く防犯意識も高いため、1階に住むのが危険というわけでもないようです。
●眺望・プライバシー面
眺望の良さを重視するのなら、高層階に限ります。
低階層で人通りの多い道路に面している部屋の場合、どうしても人の目線が気になってしまい、1日中カーテンを閉めきっているという状態も多いでしょう。車のエンジン音や行き交う人々の話声などの騒音を避けるため、窓もあまり開けられないケースもあるかもしれません。
高層階で眺望が良くなればなるほど、同時に人目も気にならなくなり、静かな環境で過ごすことが可能になるのです。
●日当たり・通気性面
こちらだけで階層を選ぶのはやや難しいかもしれません。
確かに、マンションによっては低階層の日当たりが悪く、日中も照明が必須になってしまう所もあります。高層階になれば遮る建築物も無くなるため日当たりも風通しも良くなっていくのですが、逆に強すぎて室温が上がりすぎ、特に夏場は1日中エアコンが欠かせないケースもあるようです。
強いて言えば、低すぎず高すぎない中層階が良いのではないでしょうか。
●子育て環境面
低層階がおすすめです。
学校や塾、公園など子供や子供連れは特に外出することが多いですから、出やすさを考えるとやはり低層階にはかないません。ベビーカーや子供用自転車などを持っての移動もしやすいです。
特に1階は足音にそれほど気を使わなくて良いですし、専用庭があればそちらで子供を遊ばせることもできるでしょう。1階であれば子供のバルコニーからの転落事故の危険性もない上、火災などの災害時にも非難しやすく、地震時も上層階より揺れの被害が抑えられるという点も挙げられます。
なお高齢の方がいる世帯も、停電時などエレベーターが使えなくなるような非常時を考えると低層階を選んだほうが安心です。
《メリットだけでなくデメリットも把握してから選ぼう》
物件価格が高いからと言って、誰もが住みやすい物件というわけではありません。低層階にしか空き部屋がなかったけど、実際に住んでみたらこちらを選んでよかったという話もあるでしょう。
まず何を優先したいか、または家族構成やライフスタイルを考慮して階層を選択しましょう。どうしても選べないのであれば、バランスのとれた中層階を選ぶのも手です。 ついついメリットだけに目が行きがちですが、きちんとその階層のデメリットも理解した上で、後悔のない物件探しをしましょう。
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