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購入前に確認したい!中古マンションの「水回り」のチェックポイント
マンションを購入する際、値段や立地、間取りなどいろいろ気になる場所があるもの。それが中古マンションであったらなおさら、どのような現状なのか把握しておきたいですよね。 そんな中でも特に注意しなければならないのは「水回り」。キッチンやトイレなどよく使うものですから使い勝手はもちろんのこと、劣化が早く水漏れなど問題が発生しやすい上、騒音などのトラブル発生にもなりやすい箇所でもあるのです。
ここでは、購入前の内見時にどこを気をつければよいのか、確認するべきチェックポイントをまとめました。
《給排水管の状態》
キッチンやトイレ、バスルームなど、新しいものに取り換えられていれば問題ないと思っていませんか?
水回りは住んでいれば必ず使うものですし、使用頻度も湿度も高く傷みが早く出やすい場所でもあります。そのため、リフォームやリノベーションをしてからマンションを売り出しているもののであれば、ほぼ必ず更新工事が行われていることがほとんどです。
たとえ工事が行われていなかったとしても、「購入してから新しいものに変えればいいや」などと考える方も多いかもしれません。
ですが実際にチェックしなければならないのは、表面上のものではなく、見えない部分である「給排水管」です。
2000年以降、築20年より新しいマンションであれば、ほぼ“樹脂管”が使用されています。こちらは経年劣化しにくい素材のため、給排水管が樹脂製ならば安心しても良いでしょう。
問題なのは、2000年以前に建てられたマンション。当時は“金属管”が使われているケースがほとんどで、金属管の寿命は約20年から30年とされており、時間経過で劣化が進みます。管の内部の金属面が部分的に腐食し、ごく小さな穴が出来ることを“ピンホール(孔食)”といい、この穴から水漏れが起こって「仕事から帰ってきたら部屋が水浸しに!」などという事故が発生することもあるのです。
このような状態になってしまえば、床板を剥がして工事しなければなりませんし、2階以上であった場合は下の階が被害を被り、最悪の場合は賠償問題に発展することもあるでしょう。
そのため、「給排水管の素材」の確認は必ずしておくことが重要です。
もちろん2000年以前に建設された築20年以上の中古マンションすべてが危険と言うわけではなく、しっかりと給排水設備改修工事を実施し、樹脂製のものに交換されてれば問題はありません。
■トラブル回避のために
後のトラブルに発展させないためには必ず確認しなければならないこの「給排水管」ですが、実際に見れたとしても素人が判断するのは少々難しいかもしれません。また、広告などに“配管更新済み”と記載されていたとしても、室内だけのみの交換で、共有部分と室内を繋いでいる部分は未工事である可能性も拭えないため、安心することはできません。
ですので、マンションを仲介してくれた不動産仲介業者である担当者に、しっかりとチェックをしてもらいましょう。宅地建物取引士である不動産仲介業者は、購入希望者が求める情報であれば提供しなければならないため、確認をすることが可能なのです。
購入から原則2年以内であれば、たとえ水漏れなどが発生したとしても保証期間として業者側に修繕する義務がありますが、それを過ぎてしまえば購入側が補修・修繕工事費を負担することになります。マンションによっては漏水被害費を負担する保険に加入している場合もあるものの、たとえこちらを利用できたとしてもマンション内の人間関係などで住み続けにくい雰囲気になってしまう可能性はゼロではありません。
それらを避けるためには、まず「給排水管の素材はすべて樹脂製か」と口頭で聴いておきましょう。
たとえ樹脂製と確認できたとしてもそれで終わりにせず、文書など確実に残せる形にしたいところ。中には、問題が発生しても「聴かれていない」「言っていない」と逃げようとするケースもあるからです。もちろんすべてがそのような業者ばかりではないのですが、念には念を入れたいポイントです。
中には不動産仲介業者が情報を持っていない状況も考えられます。この場合は直接確認するしか方法はありませんが、通常は給排水管を見ることは不可能です。しかし、玄関わきなどのメーターボックスの中や、洗面化粧台点検口、バルコニーの給湯管の下などは管が露出していることが多いため、こちらで直接判断することになるでしょう。
《水回りの配置も重要》
中古マンションの中には、最近のブームもあってか大規模なリノベーションを済ませてから販売しているものも含まれています。間取りや配置を大幅に変更しているものもあるかもしれません。
ですが、水回りの配置を変えている物件には注意する必要があります。
基本的にマンションは、上下階の間取りは共通になっています。1階のリビングの位置は2階でも同じ位置でリビングですし、キッチン、トイレ、洗面所、お風呂場など、階層によって場所が変わるという事はほぼありません。
たとえば、これまで寝室であった場所が、日が当たる場所が良いからとリノベーションによってランドリールームに変更されている場合。自分たちには便利でも上下階では寝室のままですから、寝ようとしたときに洗濯乾燥機の振動や騒音が気になるかもしれません。お風呂場であれば水の音が、キッチンであれば物を切る音が響くことも考えられます。
さらに騒音などだけでなく、勾配不足による汚水の流れ方の不具合や、水漏れなどの問題に発展する危険もあるでしょう。
確かに、水回りの配置に拘る方は多いかもしれません。ですが、マンションでは周囲の部屋の環境のことも考えることも重要になります。リノベーション済みの物件であれば、工事前の図面もしっかり確認し、上下階に影響を与えないかの配慮が必要なのです。
《中古マンションならではの確認を》
中古マンションを購入する際、トイレやお風呂場などの水回りだけでも新品のものに交換する、と言う方は非常に多いです。しかし、表面的なものだけではなく、見えない部分にも気をつけなければならないのは中古マンションならではかもしれません。
また、自分でのリフォームを検討中の方は、配管の交換も必要となる可能性も考えておくと良いでしょう。
中古マンションは価格が安いという事がメリットなのですが、あまりのも安い場合は老朽化したままということもありえます。安く購入できたと喜んだあとで、リフォームが必要となった、トラブルになってしまった、などということになったら目も当てられません。注目するべきなのは値段や間取りなどの表面的なものだけではなく、どこをチェックすればよいのか、どの部分にどれだけのリフォームが必要なのかを踏まえた上で、購入の検討をおこないましょう。
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