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今更聞けない!RCとSRCの違いとは?
マンションの立地や階層、間取りや日当たりなど、憧れのマイホームを購入するのであれば「じっくり選びたい!」という方は多いです。確かに、キッチンやバスルームなどにこだわって物件探しをすることは珍しいことではありません。
そういった基準も大切なことですが、特に重視しなければならないのは「建築構造」であることをご存知でしょうか。場合によっては、これから続くマンション暮らしを左右する可能性もゼロではないのです。
とはいえ“RC造”や“SRC造”などと言われてもどのような違いがあるのか、どう選べばいいのかわからない!という方もいらっしゃることでしょう。そこでこの記事では、それぞれの特徴からメリットとデメリット、どちらが自分に向いているのかどうかまでをご紹介します。
《建築構造の種類を知る》
建築構造は大きく分けると4種類が存在していますが、マンションをマイホームとして選ぶのであれば選択肢は“RC造”と“SRC造”の2種類になります。
■鉄筋コンクリート造(RC造)
RC造とは“Reinforced Concrete”の頭文字を取ったものであり、「補強されたコンクリート」という意味を持っています。
鉄筋を組んだ型枠にコンクリートを流し込んで作られる構造で、中低層のマンションなどで多く採用されています。
■鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
SRC造とは「鉄骨鉄筋コンクリート」の意味を持つ“Steel Reinforced Concrete”の頭文字を取ったものになります。
鉄筋コンクリート造との最大の違いは、芯として鉄骨が入っているという点。強度がRC造より高いため、中高層のマンションを中心に採用されている構造体です。
《それぞれのメリットとデメリット》
■RC造
●メリット
引っ張る力には強いものの、圧縮力や熱に弱く錆びやすい“鉄筋”。高い耐火性と圧縮力に強い一方で、引っ張る力に弱い“コンクリート”。真逆の特徴を持つ2つを組み合わせることで、それぞれの長所を生かしつつ弱点をカバーしています。
耐久性に優れていることはもちろん、地震の際には鉄筋の引張力とコンクリートの圧縮力が支えることにより耐震性も申し分ありません。また、隙間がなく気密性が高いということは遮音性や断熱性も高い上、火災発生時には延焼の恐れが低いというのもメリットとして挙げられるでしょう。
鉄骨という骨組みのため柱など空間を遮るものがなく、非常に設計の自由度が高いのも魅力のひとつです。
強度の規制などがクリアできるのであれば、デザイナーズマンションなどこだわりの物件が建てやすいのもRC造ならではになります。
●デメリット
気密性が高いということはエアコンなどが効きやすいなどといったメリットがある反面、結露しやすくカビが生えやすいというデメリットが存在しています。防ぐためには定期的な換気が必要となりますが、比較的新しいマンションであれば24時間換気システムが導入されていることが多いようです。
また、コンクリートは熱伝導率が低いという特徴があり、一度温まると気温を保ちやすいものの、冷え切ってしまったコンクリートが温まるのには非常に時間がかかるという問題もあります。
素材が重いために地盤の強化が必須である、建設費用が高額になりやすいというデメリットもありますが、これらは「木造(W造)」などと比較した場合であって、SRC造と比較する今回の場合では除外しても良いかもしれません。
■SRC造
●メリット
RC造と同じくコンクリートが使用されていますので、耐久性や耐火性、遮音性、気密性が高いことには差がありません。その上で強度を誇る鉄骨が加わりますので、さらに耐震性・耐久性に優れています。
特に鉄骨はしなやかさがありますので、地震などで力がかかったとしても柔軟に対応することができるため、すべての工法の中でもSRC造の耐震性はトップクラスであると言えるでしょう。
●デメリット
とにかく物件価格が高額になるのが最大のデメリットとして挙げられます。材料費はもちろんのこと、RCよりもさらに工程が複雑化し、工事自体の手間も時間も必要とするため、様々な工法の中で最も建築費用が掛かるのがこのSRC造なのです。
さらに鉄骨を使用するため設計上に制約があり、RC造よりも設計の自由度は低くなります。
《どちらが自分に向いているのか?》
それぞれの特徴とメリット・デメリットまではわかりましたでしょうか。
そうなると、やはり一番気になるのは「自分たちのマイホームにはどちらの構造を選べばよいのか?」です。基本的にどちらもコンクリートが使用されていることから耐久性が高く、同時に遮音・防火・気密・耐震性に優れていることは共通しています。
それ以外の視点で考えてみましょう。
■RC造
耐震性や防音性などが高いコンクリートが使用されている建築構造は魅力的だけれど、少しでも物件の購入費用を抑えたい!と言うのであればRC造がおすすめになります。
加えて建物の形状の自由度が高く、デザイン性に富んだおしゃれなマンションが多いのもRC層の特徴。デザイナーズマンションもRC造であることが多いようで、「見た目にこだわりたい」という方にもこちらが良いのではないでしょうか。
■SRC造
芯として鉄骨が入りますのでとにかく堅牢なつくりであることが魅力です。耐震性としてはRC造でも十分でありもちろん問題はないものの、それでもやっぱり心配と考えるのであれば耐震性能でトップクラスを誇るSRC造のマンションを選びましょう。高級物件が多いことがネックになりますが「安心をお金で買いたい」と考える方にはおすすめです。
《何を最重視するのか考えよう》
建築構造というもの自体、通常であれば意識するものではありません。おそらく、最初から構造を条件に入れてマンションを選ぶというような方は少ないでしょう。しかし、住みやすさやもしもの際の時にかかわる重要な要素であることには違いないのです。
ぜひマイホームをこれから新しく探そうとしているのであれば、立地や間取りだけではなく、ぜひ内部の構造にも目を向けてみてはいかがでしょうか。
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