[物件OFFコラム]ベランダガーデニングを始めたい!その前に知っておくべきポイントとは?|物件OFF

ベランダガーデニングを始めたい!その前に知っておくべきポイントとは?

 

「緑を眺めながらのんびり暮らしたい」、「季節のお花を育てて四季を感じたい」、「野菜や果物を自分の手で育ててみたい」・・・でもマンション暮らしだとベランダでは難しいだろう、そんな風に考えている方は多いのではないでしょうか?実は、草花や野菜を育てるためには広い庭が必須、というわけではありません。マンションのベランダでも、ガーデニングを十分楽しむことが可能です。

今回はベランダガーデニングを始める前に確認したいポイントから、ベランダの環境に合わせた植物の選び方、さらには注意点などをご説明します。


ベランダガーデニングを始めたい!その前に知っておくべきポイントとは?

 

《ベランダガーデニングを始める前のチェックポイント》

 

直接地面に植物を植える一般的なガーデニングと異なり、ベランダで行うガーデニングは基本的に植木鉢やプランターなどといった容器に植物を植えることになります。植えた後にも移動させやすいのがメリットですが、それらを置いてあるベランダの環境自体を変更することは難しいものです。
そのため、まずはベランダの環境のチェックを行うところからスタートしましょう。



■ベランダのスペース

最重要ポイントとなるのは、やはりベランダのスペースです。
ベランダは洗濯物などを干す場所としてはもちろんのこと、“もしもの際の避難経路”でもあります。人が通るスペースは確実に確保しておいてください。
また、果樹などは背が大きくなるものもありますから、狭いベランダなどには向いていません。苗など小さい状態で考えるのではなく、成長した後のサイズを想定して配置しましょう。それぞれのベランダのスペースに合わせて、植物の種類を選ぶのが重要となります。



■ベランダの日当たり状況

植物にとって、日当たり状態はとても大切です。
朝から夕方に日が沈むまで、日が当たる場所と時間を確認してみましょう。午前中のみ、午後のみ、または1日中日が当たる、その逆でほとんど日が入らないなど、いくつかのケースが考えられます。植物によっては日光が好きなもの、多少当たれば良いもの、直射日が当たることを好まないものなど様々ですので、ベランダの日当たり状況は植物を選択する重要なポイントとなるでしょう。



■ベランダの風通し

日や水などと比べると忘れられがちではありますが、実は植物にとっても風は必要なものです。
風通しが悪いと、湿った土はなかなか乾きません。その状態が続けば、葉や茎が蒸れてしまったり根腐れを起こしてしまう可能性が高くなります。濡れた洗濯物を放置すれば菌が発生して臭くなってしまうように、湿ったままの土の中でカビが繁殖してしまうこともあるでしょう。
常に風が吹いている必要はありません。空気がこもらず動いているかどうかを確認しましょう。

逆に風通しが良すぎる場合も注意が必要となります。高層階であればあるほど風は強くなるほか、低階層でも角部屋などは同じ傾向が見られるようです。
風当たりが強くなれば花や葉が傷つくのはもちろん、根が動くことによってダメージを受けることになります。風によって蒸散作用が激しくなれば、乾燥によって萎れたり枯れてしまうことも多くなるでしょう。台風被害も受けやすくなりますので、このようなベランダであれば強風対策が必須となります。
また、エアコンの室外機前の風が当たる場所は環境が悪く、植物が枯れてしまうこともありますのでできるだけ避けましょう。



■ベランダの排水環境

ベランダの排水口の位置もチェックポイントになります。
各部屋のベランダにそれぞれ排水口があれば問題ありませんが、マンションによっては両端の部屋にしかないケース、3戸に1個などすべてのベランダに配置されていないケースなどもあるでしょう。自分の部屋のベランダになかった場合は水やりのペースや量に気を配る必要が出てきますので、あらかじめ確認が必要となります。

排水口の位置確認と同時に、状態もチェックしましょう。詰まった状態で放置するとベランダが水浸しになってしまい、建物自体にダメージを与えることも考えられます。細かいゴミや土が流れないように対策を施し、こまめな清掃を行うようにしましょう。


ベランダの状況に合わせた植物の選び方

 

《ベランダの状況に合わせた植物の選び方》

 

ベランダの環境が確認できたら、いよいよ植物を選びましょう。
それぞれの状況別に向いているおすすめの植物の選び方はこちらになります。



■日当たりの良いベランダの場合

日光を好む一般的な花や野菜、果樹などほとんどの植物が向いています。
夏場の強すぎる日差しは葉焼けなどを起こすこともありますので、状況に応じて日よけなどを設置しましょう。
さらに、日当たりが良いベランダでの夏場の水やりは“時間帯”に注意が必要です。夏の強い日差しによって気温が高くなれば、当然鉢やプランターの中の土の温度も上がります。土が熱くなっている時に水をあげれば、一時的に土の温度は下がるものの、日によって土とともに水の温度も急上昇し、蒸し風呂状態になってしまうでしょう。蒸れは植物にとって大きなダメージとなりますので、それを避けるためには日差しがそれほど強くない“早朝”や“日が沈む頃”、または“日が沈んだ後”に水やりをすることをおすすめします。

アサガオやキュウリ、ゴーヤなどといったつる性の植物によってグリーンカーテンを作り、日陰を作るのも良いかもしれません。ただし、規約によってグリーンカーテンが禁止されているマンションもありますので、事前に確認しておきましょう。



■日当たりの悪いベランダの場合

日が入らない環境のベランダでは植物が育たないのでは?と思われがちですが、直射日光を好むものもあれば逆に日陰でなければ育たない植物も存在しています。ドラセナやポトス、テーブルヤシ、モンステラなどの観葉植物などは耐陰性が強く、明るめの日陰であれば問題なく育てることが可能です。

また、1日のうちに3~4時間程度でも日が差し込むようであれば、半陰性植物であるシソやニラ、レタスやホウレン草、シュンギクなどといった葉物野菜を中心に育てられるでしょう。夏野菜は日当たりを好むものが大半になりますので、この場合は冬野菜などが主になります。



■風通しが良いベランダの場合

風通しが良いということは植物を育てるのに良い環境になります。ただし風が強すぎる場合は、転倒の恐れが少ない背の低いものがおすすめです。縦に伸ばしていくグリーンカーテンなどは強風で茎や葉も傷みやすいほか、ネットごと飛んでいく恐れもありますので避けたほうが無難かもしれません。
乾燥もしやすいため水やりの回数やタイミングの調整も必要になります。



■風遠しが良くないベランダの場合

ベランダの中でも最も植物を育てるのが難しいのは、この風通しの悪いベランダです。
特に梅雨時や夏場は高湿によって、根腐れを起こしたりカビが発生しやすくなるため、環境としてはやや難しいでしょう。ハンギングバスケットで天井から吊るしたり、箱や台、すのこなどの上に置くなど、できるだけ換気を良くする工夫が必須となります。

ミントやシソ、パセリなどといったハーブ系、野菜であればミニトマトやピーマン、ナスなどは比較的丈夫な植物になりますので、これらを選ぶのがおすすめです。


ベランダガーデニングを始める前のチェックポイント

 

 

●肥料にも注意

肥料には有機肥料と化成肥料はありますが、ベランダガーデニングの場合は化成肥料を使用するのが良いでしょう。有機肥料は匂いが発生したり、虫やネズミが集まることも考えられますので、被害などを考えると可能な限り控えたいところです。





《ベランダガーデニングの注意点》

 

ベランダはそれぞれの部屋についているものですが、マンションのベランダ部分は廊下と同じような“共用部分”と規定されています。そのため、室内のように自由に利用することは認められていません。
ベランダでガーデニングを行う前に、その注意点についてみていきましょう。



■マンションの規約の確認

マンションによって、ベランダに関する管理規約は異なっています。ある程度は容認しているマンションから、美観を損ねるためにグリーンカーテンやラティスなどの設置が一切禁止されているマンションもあります。
あらかじめ自分の住んでいるマンションの管理規約を確認し、場合によっては管理組合に相談するのもよいかもしれません。



■ベランダの耐荷重とは

ベランダには重量制限が存在しています。正確に「1㎡あたり180㎏」と建築基準法によって定められており、これを超えないように注意しなければなりません。
もちろん、通常に生活している限りは問題ありませんが、大きな観葉植物や果樹を育てている場合は特に気をつけなければなりません。例えば、20㎏の土を鉢に入れて植物を育てている場合、重さは土の分だけではなく、鉢、植物、さらに水の重さも足されることになります。すべて含めると30㎏を超えることも考えられるでしょう。
また、ガーデニングにレンガを利用する方も多いですが、レンガも1個2.5㎏ほどとなかなか重いものです。そのため、通常のレンガではなく、ベランダガーデニング用に軽量化されたものを選びましょう。



■落下の可能性を念頭に置く

手すり部分に鉢やプランターを置いたり、バスケットを吊るしたり掛けたりするのは避けましょう。
日に当てるため、または育てた植物を外から見てもらいたいがために、ついつい手すりに配置したくなってしまうかもしれません。しかし突然の突風や地震などで落下し、トラブルや事故に発展してしまう可能性もあるのです。

さらに小さな子供がいる場合は、休憩用に置いたベンチや椅子などはもちろん、鉢やプランターの配置にも気を配らなくてはなりません。これらを足場にして手すりによじ登ってしまい、落下してしまう事態も考えられるでしょう。



■ベランダは避難ルートでもある

ベランダは緊急時の避難ルートであることを忘れてはいけません。緊急時にも余裕をもって通れるよう、階下へ逃げる際に使用する避難はしご前や、隣の部屋との仕切りパネルの前などは必ず開けておく必要があります。
マンションによっては避難ルートの確保のため、配置しても良い鉢の数が制限されていたり、そもそも植物置くこと自体認められていないケースもありますので注意が必要です。




《マナーを守って緑のあるマンションライフを》

 

植物の成長をゆったりと見守り、花の観察や野菜の収穫などが楽しめるガーデニングは、一戸建てでなければできないものではありません。マンションのベランダでのガーデニングは「狭いから」とあきらめてしまいがちですが、制限があるからこそ逆に扱いやすいというメリットも存在しています。


また当然ですが、マンションそれぞれの管理規約を把握しマナーを守り、近隣住民への配慮も忘れないことも重要です。その上で、緑あるマンションライフを楽しみましょう。


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