[物件OFFコラム]絶対身につけておきたい!お金の知識「金融リテラシー」とはどういったもの?|物件OFF

絶対身につけておきたい!お金の知識「金融リテラシー」とはどういったもの?

 

マイホームを購入するとなると、ほとんどの方は住宅ローンを利用することになるでしょう。また、もしものことを考えた医療保険や死亡保険、さらには老後のための資金や年金まで、私たちの人生ではお金にまつわる疑問や問題は尽きません。
しかし、だからと言ってわからないまま放置したり、話を進めてしまうのはとても危険なもの。生きていくためには、お金に関する知識や判断力=金融リテラシーを身につける必要があるのです。

今回は、必ず身につけておきたい「金融リテラシー」について解説していきます。


絶対身につけておきたい!お金の知識「金融リテラシー」とはどういったもの?1


目次
金融リテラシーって何?
金融リテラシーを高める必要性
どうやったら金融リテラシーを高められるのか
金融リテラシーは「わからないで済ませない」ことが重要




《金融リテラシーって何?》


金融リテラシーという言葉を、さまざまな場面で耳にするようになったのではないでしょうか。
リテラシーとは本来“読み書きの能力”を意味する「literacy」を語源としていますが、現在の日本では「多くの情報の中から必要なものを引き出し、活用する能力」という意味で使われていることがほとんどです。
この“リテラシー”と、お金のやり取りを意味する“金融”を組み合わせたのが「金融リテラシー」であり、“金融に関する知識や情報を正しく理解し、判断と活用ができる能力”を指します。
ひとことで言えば「お金との上手につきあうためのスキル」と言っても間違いありません。



■なぜ金融リテラシーが必要なのか

お金に関する勉強は経営者や投資家がするもの、と思っている方も少なくありません。 しかし、普通に生活していてもこのような状況になることはないでしょうか?

「無駄遣いはしていないのに、お金が貯まらない」
「ローンの内容はわからないから、勧められるまま契約した」
「老後のお金はいつもの銀行に貯蓄しておけばいい」
「投資話を持ち掛けられて始めたが、損してしまった」
「クレジットカードの支払いが厳しいから、リボ払いにした」

実はこれらはすべて、お金に関する知識と判断力が欠けていることが起因になっています。
金融リテラシーが足りてないせいで、気づかないうちにお金を使っていたり、損をしていたり、お金を増やすチャンスそのものに気づいていなかったり、場合によってはだまされていたりすることもあるかもしれません。
金融リテラシーとは、生きていく上で必要不可欠なものであり、特別な人だけが身につけるものではないのです。



■基本的な金融リテラシーとは?

具体的にどの程度のものをどうやって身につければよいのかわからない方も多いでしょう。
金融庁では、「最低限身に付けるべき金融リテラシー」として、4つの分野をあげています。基本的なものではありますが資料が公開されていますので、どのようなものがあるのか目を通しておくと良いでしょう。

金融庁「最低限身に付けるべき金融リテラシー」
https://www.fsa.go.jp/news/25/sonota/20131129-1/01.pdf




《金融リテラシーを高める必要性》


日本人の金融リテラシーは低いと言われています。金融広報中央委員会が実施した「金融リテラシー調査」のアンケート調査でも正答率は低く、欧米の調査結果と比較しても下回っていることが判明しているのです。

この要因として考えられるのは、日本では“お金に関する教育の機会が少ない”ことでしょう。最低限は身に付けていることは必須でもありますが、これをさらに高める必要性はあるのでしょうか?

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■適切な判断ができる

適切な金銭感覚を持つということも金融リテラシーのひとつに含まれます。つまり、不要な支出を抑制して適切な収支バランスを保つようにできるでしょう。また、自分が支払う税金の知識を持ち、意識することで節税の意識を深め、さらに出ていくお金を減らすこともできるようになります。

何より金融リテラシーを高めておくことで、住宅ローンや保険を選ぶ時にも有利に動くことが可能です。
このような商品はある程度の知識や情報収集力が求められるため、知識が少ない消費者側は素直に従うしかなく、場合によっては販売者側が有利な条件になっていることもめずらしくありません。
金融リテラシーが高ければ、例えば住宅ローンであれば適正な借入額、現在の金利の状態、受けられる国の制度、今後のライフプランを考慮し、さらに金融機関を比較して、自分たちに合った住宅ローンの借入先を探せるでしょう。保険であればいらない保障を外し、求めている保障だけを選ぶこともできます。
相手に任せることなく自分で適切な判断ができるようになるのは、とても大きなメリットであると言えるでしょう。



■金融トラブルにあいにくくなる

比較的治安が良いとされている日本ですが、詐欺被害は決して少ないものではなく、金融商品でお金をだまし取るという行為はいまだに横行しています。特に、「必ずもうかる」「元本保証」「あなただけに紹介」など、おいしいもうけ話を持ちかけ、お金をだまし取るという投資詐欺の被害は後を絶ちません。

金銭的なリスクを回避したいのであれば、金融リテラシーを高めてしまうのが一番良い方法です。しっかりとしたお金の知識があれば上述した言葉には裏があり、怪しいと判断して遠ざけられるでしょう。投資などの金融商品は、ある程度の知識は必須。自分の身を守るという意味でも、金融リテラシーを高めることは必須なのです。



■資金形成ができるようになる

「投資はギャンブルのようなもの」と思っている方は少なくありません。実際、日本国内では現金のまま管理されていることが多く、金庫や銀行にそのまま預けているという方が大半です。確かに預貯金はリスクがほぼないため、安全であるとはいえるでしょう。しかし定期預金でも現在の金利は非常に低いため、「お金を増やす」ことには向いていません。

金融リテラシーを高めれば、資産形成の手段として投資を積極的に選べるようになります。もちろん投資ですから、リターンを求めればある程度のリスクは必ず発生します。ですが、知識をつけることで投資先を選定することが可能となり、適切な投資をおこなえるでしょう。
健全な投資ができれば、将来の金銭的な不安も解消できます。




《どうやったら金融リテラシーを高められるのか》


お金の勉強は経営者や投資家といった特定の人だけがするものではなく、全員が身に付けるべきものであるということはここまでに説明した通りです。
ではここからは、金融リテラシーを高めるための方法をご紹介します。

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■毎日ニュースを見る

ニュースを見るということは何気ないことですが、実は金融リテラシーを高める良い方法です。特に経済や金融関連のニュースを見れば、知らない言葉が続々と出てくるでしょう。例えば「円安・円高が進んだ」「プライム市場への上場」「デフレ・インフレ」など、ニュースを見始めの頃はわからない言葉だらけかもしれません。
このような言葉を具体的に調べてみることで金融リテラシーが少しずつ上がり、ニュースの内容も理解できるようになってきます。世界経済の動きや流れも同時に把握できるため、一石二鳥の方法でしょう。



■本や動画を見る

本から学ぶという方法は、勉強の仕方としてもっとも鉄板でしょう。お金や金融に関する書籍は特に多く、書店で購入するのも良いですし、図書館などで借りて読んでも問題ありません。
ただし本を選ぶ際の注意点として、「自分のレベルにあった本を選ぶ」ことです。初心者が上級者向けの本に手を出しても理解できることはまずありませんし、難しいため挫折もしやすくなります。図や絵でわかりやすく解説しているものから、マンガで楽しく学べる内容のものまで多くありますので、最初は読みやすいものからはじめてみることをおすすめします。

また、最近では良質な金融関係の動画も増えています。こちらもアニメやイラストで親しみやすく、また難しい言葉も噛み砕いて解説しているものもあるため、勉強に本だけではなく動画も取り入れたいという方はこちらを選んでも良いでしょう。



■資格取得を目指す

お金の勉強をさらにしたい、もっと高めたいと感じるのであれば、資格取得を目指すというのも良い方法です。
お金に関する資格は多く存在していますが、簿記やファイナンシャルプランナー(FP)などが良い選択肢として挙げられるでしょう。簿記であれば特に数字に強くなり、帳簿付けや確定申告などで役に立つほか、決算書の数字から会社の特徴を読み取れるようになるため、株式などで有利になりやすい傾向が見られます。またファイナンシャルプランナーであれば、家計に関わる税金や住宅ローンをはじめとした各種ローン、保険、教育資金、年金制度などまで、お金に関係する知識を幅広く得ることが可能です。

資格を持っていることで自信が持てるようになるだけではなく、自分自身のキャリアアップにつながるというメリットもあります。



■少額から投資を始めてみる

「百聞は一見にしかず」という言葉の通り、勉強して理解した気になるだけではなく、実際に行動に移して体験してみることが何より重要です。
投資にリスクはつきものですが、中にはリスクが低い商品や運用方法もありますので、少額から投資をはじめてみることをおすすめします。リスクとリターンの関係性をしっかりと勉強し、自分のお金を実践に使うことで、お金の知識はさらに身についていくでしょう。上手に利益を出すためにさらに投資や金融の勉強がしたくなったり、以前よりもニュースの内容が気になったりと、自然に金融リテラシーが上がっていくのです。




《金融リテラシーは「わからないで済ませない」ことが重要》


日本人はお金の話を避ける傾向が強く、またお金の勉強というと「自分には必要ないもの」と考えている方もめずらしくありません。
しかし、金融リテラシーは生きていくために必須なスキルであり、経済的に自立するためには欠かせないものです。最近では高校家庭科の授業で金融教育が行われるようになりましたが、海外と比較すればやはり触れる機会は短いため、大半の方にとっては金融リテラシーを自発的に勉強し、身に付けることが求められています。

金融リテラシーとは「お金との上手につきあうためのスキル」。住宅ローンをはじめとした各種ローン利用時や、投資などで資金形成を考える際、さらには医療・生命保険の選定時など、長い人生のさまざまな局面でお金に関する選択肢は出てくるでしょう。そのような時にでも慌てず適切な判断ができるよう、しっかりとしたお金の知識と判断力を身に付けておくことをおすすめします。


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