[物件OFFコラム]多くの偉人が居を構えた、明治時代から続く閑静なお屋敷町「本郷」|物件OFF

多くの偉人が居を構えた、明治時代から続く閑静なお屋敷町「本郷」

 

山手線の内側の北側にある文京区。そのやや南東部に位置する「本郷」は、言わずと知れた東京大学の本郷キャンパスを中心とした学生の町です。それ以外にオシャレな巨大商業施設や大きなオフィス街などは存在していないためぱっとした華やかさはありませんが、交通利便性の高さと、東京とは思えない落ち着いた雰囲気のよさ、さらに治安の良さが注目されて、1人暮らしの学生からファミリー層を中心として最近特に人気の出てきているエリアです。



《■本郷の歴史》

 

「本郷」という地名は日本全国各地に存在していますが、その文字が本来持つ意味は“いちばん早く人々が住み着いた場所”です。東京文京区の「本郷」は、もともと湯島郷という集落の中心地であったので“湯島本郷”と呼ばれていましたが、室町時代から戦国時代に入る頃にいつしか略され、今の「本郷」と呼ばれるようになりました。

この辺りに人が定着し始めたのは、約18000年前の旧石器時代と推定され、縄文時代の遺跡も多く発見されています。室町時代までは多くの豪族の勢力との接点を持ちましたが、そこまで栄えているわけでもなく農村として発展していったようです。
江戸時代に入ると、町家として早い時期から開け始めます。現在の本郷三丁目交差点が当時江戸の境界とされており、1730年に発生した大火の復興の際にそこから江戸城側を土蔵造りの塗屋にすることを命じられたため、「本郷も かねやすまでは 江戸のうち」という川柳が読まれました。なお、この川柳に登場する“かねやす”は歯磨き粉売りの店舗で、その後衣料品店に変わってしまったものの“かねやす”というそのままの名で今も同じ場所に存在しています。

「本郷」周辺が注目を集め始めたのは、明治時代に入ってから。東京の中心地・日本橋から続いている本郷通りがあるため交通の便が非常に良いうえに、緑が多く残っていたところから、政治家や実業家たちがこぞって邸宅を建築。東京女子師範学校(現在のお茶の水女子大学)や東京大学などが設立されると、多くの出版社が学校周辺に集まり、さらに夏目漱石や樋口一葉、森鴎外などの文人も居を構えるようになりました。
現在にも各地に高級住宅地と呼ばれる場所はありますが、この「本郷」周辺は関東大震災が発生する以前から名の知れたお屋敷町として名を馳せていたのです。

大正、昭和、平成と続き、東京都内も様々な開発が入り線路・道路なども整えられ、新しい店や建物が増えたものの、「本郷」周囲は古くからの老舗やお屋敷なども歴史を超えて維持され続けています。新しくきれいに整えられたまちより、新旧入り混じった落ち着きのある場所での生活を望むのなら、「本郷」はまさにぴったりのまちなのではないでしょうか。


本郷の歴史

 

《■本郷の地理》

 

東京の山手を構成している地域で、文京区の東半分を範囲としている「本郷」は、誰もが知る大学の最高峰“東京大学”があるエリアです。ほぼ中央あたりに“本郷三丁目駅”があり、東京メトロ丸ノ内線と大江戸線の利用が可能。ですがどちらも地下鉄なため、駅周辺には人通りが多く賑やかではあるものの、大きな商業施設などは見当たりません。
ですが何といってもこのエリアの大きな魅力はアクセス環境の良さ。後楽園や上野、御徒町、御茶ノ水あたりへは徒歩圏内ですし、丸ノ内線を利用すれば池袋まで10分ほど、東京駅はもちろん大手町や銀座方面へ出ることも可能。大江戸線ならば新宿方面へも1本で出ることが出来ます。さらにひと駅隣の御茶ノ水駅からは中央線にも乗れたりと、とにかくどこへ行くにも非常に便利な場所となっています。
さらにバス路線も豊富で、上野、秋葉原、大塚方面など都内各方面へも遠回りすることなく直接行くこともできます。たとえ事故や天候による遅延・運休などが発生しても、利用できる交通手段がとにかく多いため帰れなくなる、などという心配はほとんど無縁でしょう。

このように移動に困ることはほとんどないため自家用車は必須ではありませんが、飯田橋や上野の首都高インターチェンジが近いので、車で移動したい人にもおすすめです。ただし、急ではないものの坂があちこちにありますので、足腰に自信のない方や、保育園・幼稚園の送り迎えなど子供を連れて移動するような場合は、車以外ですと電動アシスト付自転車を利用している方が多いようです。

また、文京区は東京23区の中で最も犯罪発生率が低く、東京大学をはじめとした学校もかなり多いせいか治安は非常に良いです。頻繁な警察のパトロール、街灯の整備なども行き届いて夜も明るく、女性のひとり暮らしや小さな子供がいる家庭にも特に安心して住めるエリアとなっています。


本郷の地理

 

《■本郷での買い物》

 

地理の項で前述しましたが、「本郷」エリアの中心となる“本郷三丁目駅”は地下鉄駅ですので、隣接するような駅ビルなどの商業施設はありません。ですが後楽園や、上野・御徒町など周囲の駅が徒歩圏内ですので、そちらで衣料品などをはじめとした生活用品を購入することになるでしょう。


生鮮食品などの毎日の買い物は“まいばすけっと”と“マルエツプチ”へ。どちらも小型スーパーですが、自炊派が重視する食材系はもちろん、お酒やお惣菜などの品揃えも豊富なため問題はほとんどありません。しかも“マルエツプチ”の1店舗は22時まで営業、もう2店舗目は23時までですし、“まいばすけっと”のほうは24時まで開いているので、帰りが遅くなった場合にも安心。どこも朝の7~8時には開店するところも嬉しいポイントです。
“本郷三丁目駅”の丸ノ内線側には、ドラッグストアの“くすりの福太郎 本郷店”もありますし、100円均一ショップもありますから、日用品の買い出しは駅周辺でも済ませることができるでしょう。

買い物施設の少なさとは逆に、飲食店の数はかなり充実。「本郷」は学生街でもありますから、お値段も控えめでお腹いっぱい食べれるようなコスパの良いラーメン店やカレー屋、テナントビルには落ち着いた和食店からオシャレなイタリアンレストランまで入っていたりと、様々なジャンルの食事を楽しむことが出来ます。もちろんファミリーレストランやファーストフード店、カフェやお弁当屋、お惣菜店なども豊富あり、気分次第で選ぶことも可能。1人暮らしや外食派にはとくに嬉しいエリアかもしれません。




《■本郷の施設》

 

本郷」エリアを多く占めているのは、東京ドーム11個分の敷地面積を誇る“東京大学 本郷地区キャンパス”です。学生や研究者などしか入れない場所では?などと思っている人は多そうですが、実は周囲の人々の散策スポットにもなっている場所でもあります。 東大と言えば大半の人が頭に思い浮かべるであろう象徴的な建物“安田講堂”をはじめ、歴史的建造物が随所に残っています。特に通称“赤門”(正式名称:旧加賀屋敷御守殿門)は、関東大震災前から現在するほぼ唯一の建造物です。
古い建物の中に紛れて、最近建てられたような近代的な建築物もあったりと見ごたえは十分。基本的に建物内に入ることはできませんが、歴史や建築物好きな人は入り浸ってしまうかもしれません。

また、広い構内は緑が豊富で、休日には子供連れを多く見かけることが出来ます。安田講堂前は芝生広場になっていますから、小さな子供が転んでも寝転がっても安心。学校内と思うとちょっと不安になるかもしれませんが、公園と同じように走り回って遊んでも大丈夫です。

お腹がすいたら安田講堂地下にある食堂へ。もちろん学生ではなくても食事することが可能で、こちらは創立140周年記念事業の一環として2018年4月に全面リニューアルオープンしています。その場でできたての料理が食べられるライブキッチンや、ハラル食やベジタリアンへの対応メニュー、健康志向の方へのヘルシー食など、メニューも今まで以上に豊富になりました。
学生がメインの食堂なため子供用の椅子などはありませんが、観光客も多くがやがやと賑やかなため、少し子供が騒いでしまったとしてもさほど気にされることはなく、ゆっくりと食べることが出来るでしょう。

それ以外にも、幼児から高校生までの様々な年代の子供を対象とした学術系イベントも定期的に行っていたりと、遊ぶだけでなく勉強の場なのはもちろんですし、遊歩道に沿って散策が出来る三四郎池(正式名称:育徳園心字池)や、ザリガニ釣りや木登りなどといった昔ながらの遊びもできたりと、東京のど真ん中とは思えない自然がとにかく魅力的。近くに住み始めたら、ぜひとも一度は足を運んでほしい場所なのです。

 

本郷の施設

東京都心部と言えば、とにかく賑やかで人が多いイメージを持つ人は多いでしょう。たしかに「本郷」エリアも大きい道路などは人や車通りもかなり多め。ですが一歩脇道へ入れば閑静なお屋敷町が広がっていたり、豊かな自然を多く残した場所があったりと、オシャレな華やかさよりも便利さと生活の豊かさを重視したエリアなのです。



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