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アクセス環境の良さと豊かな自然が両立するまち「幕張」
幕張メッセの最寄駅と勘違いして下車する人が多くいるといううわさの「幕張」。千葉県千葉市花見川区に属し、地名としては幅広く知られてはいるものの、駅としての規模は小さく、郊外らしい閑静な住宅街とのどかな田園地帯が広がっています。
しかし、千葉駅へはもちろんのこと、秋葉原や新宿へもダイレクトに向かえる交通利便性の高さと、昔ながらののんびりとした風景が両立している、とても住みやすいエリアであることはあまり知られていないのです。
《幕張の歴史》
古くから“まくはり”と呼ばれている地域ですが、実はその由来はハッキリとしていません。マクワウリの栽培に適した地であるから、という説もありますが実際に栽培の記録はなく、源頼朝がこの地に立ち寄った際に馬を乗り換えたから“馬加(まくはり)”とした説、天幕を張ったので“幕張”となった説など、いくつもの言い伝えもあるようですがどれも定かではありません。近世まで表記は“馬加(まくはり)”であり、まくわりと読んでいました。
今では幕張エリアとして「幕張」の名を冠した駅が複数ありますが、もっとも古くから存在しているのがこの幕張駅周辺です。その歴史はとても古く、13世紀にあたる鎌倉時代には1500件ほどの集落を形成していました。江戸時代には江戸町奉行の与力給地が置かれ、サツマイモの施策を行った場所としても有名になりましたが、明治時代に入る頃には千葉郡へと加入。当時周囲に存在していた複数の村をひとつにまとめ、“馬加”に行政統一したのです。
現在では埋め立てが進められ海から離れてしまいましたが、この時期は現幕張駅から数分の場所はすでに砂浜が広がり、東京近郊の海水浴場としてにぎわっていました。そのため、1894年(明治27年)には総武鉄道の駅として“幕張駅”が誕生。これは千葉市内にある駅としては千葉駅に次ぐ2番目で、総武線の中でも古い駅のひとつとなっています。
臨海部の埋め立ての話が持ち上がったのは、戦後直後の1945年(昭和20年)のこと。政府による食糧増産のための緊急開拓事業として埋め立てが閣議決定されました。その後、事業目的は中小工場用地造成に変更されましたが、1960年代には本格的に埋め立てがスタート。1970年代には幕張新都心の開発が本格化し、全体が計画都市として設計しなおされ、1970年代には浜田川を中心に、千葉市と習志野市の境界から花見川に至る範囲、現在の美浜区幕張地域の大半ができたのです。 臨海部は海浜幕張へ移りましたが、幕張駅周辺はそのままを維持。1980年代ごろには再開発計画や、幕張メッセへの玄関口とした都市計画構想、一部自治体による土地整理事業など、多くの話がたびたび持ち上がったものの、古くからの住民や商業者の賛同を得られず、その都度白紙撤回されました。
しかし近年になってようやく、駅前北口を中心に再開発がスタート。まだ一部ですがすでに区画整理が行われ、新たなマンションの建設も予定されています。
これからさらなる発展も期待できる一方、駅からやや離れてしまえば昔懐かしいのどかな住宅街も残されたまま。ゆったりとした落ち着きある住まいを総武線沿線で求めるのであれば、幕張駅周辺はまさに理想のエリアかもしれません。
《幕張の地理》
「幕張」は、千葉県千葉市花見川区の広域地名で、やや内陸側に位置しています。幕張という地名は“幕張メッセ”や“幕張新都心”として県外の方にも知られているほど知名度が高くはありますが、幕張地域はそのエリアからややはなれたJR総武線沿線に広がっています。また、誤解されがちですが「幕張」は千葉市花見川区であり、幕張市というものは存在していません。幕張メッセの最寄り駅と思って下車してしまった、というエピソードを多く耳にするのもこの幕張駅でもあります。
しかし、この「幕張」の最大の利点は、JR中央・総武線の駅であることです。各駅列車のみの停車であり、都心部まではやや時間がかかるものの、秋葉原駅や新宿駅といった山手線の駅へもダイレクトにアクセスできるのは大きなポイントです。千葉駅や船橋など千葉県内への移動はもちろんのこと、中野や吉祥寺方面へも乗り換えなしで向かえます。混雑することで知られている中央・総武線ではあるものの、各駅停車ということもあり乗り降りが非常に多いため、体感的にはそれほど混雑を感じないようです。
幕張駅から3分ほど歩いた場所には、京成幕張駅があるという点も見逃せません。こちらは京成電鉄千葉線の駅でありそれほど長い路線ではありませんが、万が一の回避ルートとして利用することも可能です。
バスも幕張駅北口と京成幕張駅前から利用でき、周辺の商業施設や区役所、もちろん海浜幕張駅へも直接向かえます。海浜幕張駅まで出れば、JR京葉線を利用することもできるため、通勤・通学先によってはこちらを利用するというのも手でしょう。ただし、北口は再開発の影響によって駅前ロータリーまでやや距離があるという点には注意です。
移動は電車よりもマイカー派、という方にも「幕張」はおすすめです。国道もインターも近く、道幅も広めなので不便さもありません。交通量が非常に多いため渋滞や事故には注意が必要ではありますが、郊外の商業施設へも向かいやすくなるため、車を所有しているほうが利便性はさらに上がるでしょう。
《幕張での買い物》
駅自体はかなり小さいため、駅ビルなどは見当たりません。北口の再開発による影響で駅周辺にはコンビニが数店ある程度で、大型商業施設は現時点ではありません。南口には小規模な商店街がありますので、こちらで買い物を済ませるというのも手かもしれません。
駅周辺より南方面に足を延ばせば、マックスバリュエクスプレスやイトーヨーカドー、イオンモールなどがありますので、こちらがメインの買い物場所になるでしょう。生鮮食品や日用品など、すべての必要なものはこちらでそろえることが可能です。
飲食店はやや少なく、見かけるのは小規模な個人経営のものばかりですので、外食派の方は少し物足りないかもしれません。ですが、お隣の海浜幕張駅まで足を延ばせば、三井アウトレットパークをはじめとした大型商業施設がそろっていますので、そちらで済ませることになるでしょう。
駅周辺の地形は比較的起伏がないので、自転車での移動をメインにするのも良いかもしれません。一日を通して交通量が多い道路がほとんどのため、徒歩、車、自転車と移動方法を問わず安全運転を心がけましょう。
《幕張の施設》
幕張駅のある千葉市花見川区は、近年発展の著しい湾岸エリアからやや離れた位置にある住宅街が中心のため、駅周辺では大きな施設を見かけることはできません。駅北口を中心とした再開発は進められていますが、それ以外は大きな変化が少なく昔からある懐かしい住宅街とたくさんの自然が広がっており、それがかえってこのエリアならではの味となっているでしょう。
また、花見川区のシンボルともいえる花見川沿いは特におすすめです。桜の名所でもある花見川千本桜緑地や、川沿いを爽やかに走れる花見川サイクリングロード、幕張駅からはやや離れてしまいますがファミリーでゆったりと遊べる花島公園など、自然に触れられるスポットが多く、小さな子どもものびのびと駆け回ることができます。
千葉市の中でも最も東京寄りで、総武線が利用できるため通勤・通学に便利な立地でありながらも、都市部とは思えないほどたくさんの自然に恵まれた幕張。交通利便性の高いエリアに住みたいけれど、静かで自然の多い住環境であることは条件から外せない、という方にはまさにおすすめのまちだと言えるでしょう。
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