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再開発により住みやすくなりながらも多くの自然を残す「所沢」
プロ野球チーム“西武ライオンズ”の、また“西武グループ”の本拠地としても知名度の高い「所沢」は、埼玉県南西部に位置しています。東京のベッドタウンとして成長し、池袋や新宿などまで乗り換えなしでアクセス可能という利便性の高さと、誰もが一度は目にしたことがある大人気アニメの舞台となった森があるなど、自然の多さが魅力のまちです。
《■所沢の歴史》
「所沢」という地名は、ヤマノイモ科の植物“野老(ところ)”が湿地に群生していたからという説と、市内西部から東部へかけて流れている“東川(あずまがわ)”を指しているという説の2種類がありますが、はっきりしたことはわかっていません。ですが昔は“野老澤(ところさわ)”と呼ばれてはいたようです。
約2万年前から主に丘陵の谷あいや柳瀬川沿いを中心にして人類が定住していました。旧石器時代の遺跡である“砂川遺跡”を中心に、貝塚なども周囲に多く点在しています。
実際に「所沢」という名を広めたのは、平安末期に入ってから。野良武士軍団・武蔵七党の一派として活躍した村山党の本拠地となりました。鎌倉幕府が成立し、府中方面に通じていた街道が鎌倉街道上道として整備されると、堀兼道・羽根倉道の合流地点、交通の要衝として辺りは栄えます。
徳川家康が江戸幕府を開くと、江戸にほど近い地域ということからほとんどのエリアが幕府の天領とされました。江戸街道が整備されると、東へ向かう“江戸街道”、西へ向かう“秩父道”の中継地となり、物資の集積地としてさらに繁栄は進んでいきます。
ただし水利には恵まれず、地下水脈が深く地下水の確保に苦労していた地域のせいか、火災が起こっても消火に使用する水を確保することが出来ずに、多くの民家や薬王寺などを焼失させるほどの大火災が幾度も発生している場所でもありました。“所沢の火事は土で消せ”と言われているほど、水はたいへん不足していたようです。
明治維新後、廃藩置県で幕府直管轄だった地域は“品川県”、西部の地域は“韮山県”、川越藩領だった一部は“川越県”となります。そののちに“入間県”が発足することで全域が入間県となり、さらに“熊谷県”を経て、最終的に“埼玉県”となりました。
1911年(明治44年)に入ると、陸軍は現在の並木地区一帯に日本初となる飛行場を設置。のちに陸軍航空整備学校となり、基地の町としても成長を開始します。現在“航空発祥の地”としてその飛行場跡地を“所沢航空記念公園”にしているのは、これに由来しているからなのです。
終戦とともに飛行場や周辺施設はアメリカ軍に接収され、そののちに何割か返還されたものの、現在も通信基地としてそのまま使用されています。
そして1950年(昭和25年)に市制が施行され、県内で8番目となる“所沢市”が誕生。その後は東京のベッドタウンとしての歩みを選択することになりました。大規模な住宅開発を行いながら、人口は増加します。
再び「所沢」の名前が全国的に知られるようになったのは、1978年(昭和53年)に経営不振に陥っていた野球チームを西武鉄道グループのオーナーであった堤義明が買収し、“西武ライオンズ”として本拠地に「所沢」を選んだところからです。狭山丘陵に築かれた“西武ドーム(メットライフドーム)”は、今でも「所沢」の顔として多くの人々を迎えています。
今も増加し続ける人口を見据えて、街の再開発もふたたびスタートしました。駅ビル建設は進み、高層ビルも続々と増えています。東京のベッドタウンとして、さらに住みやすいまちへと成長を続けているのです。
《■所沢の地理》
東西約15.6km、南北約9.1㎞の横に長い形をした「所沢」は、その面積の大半が“武蔵野台地”の上に存在しています。南西部は狭山丘陵で、台地の場所よりさらに一段高くなっているのが特徴です。
そのような地形のせいで大きな川が近場に存在せず水はけも非常に良いため、昔から井戸を作るためには地面を深く掘る必要があるほどでした。市内には“山口貯水池(通称・狭山湖)”がありますが、東京都水道局が管理し東京都民の水がめとして利用されているので、埼玉県である「所沢」の人々は使うことが出来ずに昭和の中頃まで苦労してきたという歴史があります。
もちろん現在では上水道の普及率は100%ですので何も心配はありません。
“所沢駅”からは、“西武池袋線”と“西武新宿線”の2路線が使用可能です。それぞれ“池袋”、“新宿”と都内の主要都市へ乗り換えなしで行くことが出来ますし、“西武池袋線”は東京メトロが乗り入れているので“渋谷”へのアクセスもスムーズです。
“池袋”までは約25分、“西武新宿駅”までは約38分とややかかりますが、西武レッドアローをを使えば短縮も可能。運賃も私鉄(西武鉄道)のせいか、池袋まで340円、西武新宿駅まで370円とかなりリーズナブルな印象も受けます。ですがベッドタウンですし人口も増加傾向にあるため、通勤通学時など時間帯によっては混雑を見せますので、新所沢の始発を利用するなどの工夫は必要かもしれません。
西武バスや、市内循環バス“ところバス”も走っており移動に不便さを感じることは少なめ。しかし駅周辺にあたる市内西部では慢性的な道路渋滞も発生していますので、そのあたりに住むのなら自転車での移動をメインにするのがおすすめです。
駅から少し離れた場所に住むのならば渋滞はほとんどありませんから、車が1台あれば活動の幅はだいぶ広がってくるでしょう。
《■所沢での買い物》
東京のベッドタウンとして発展してきた「所沢」ですが、実は買い物スポットも多く東京の都心部へ出なくても駅周辺でほとんどの買い物を済ませてしまうことも可能です。
まずは西武グループの象徴でもある、所沢駅西口から徒歩1分の距離の“西武所沢店”。8階建てのこのデパートは、上質な百貨店らしい落ち着いたラインナップから、“ロフト”や“無印良品”といった若い世代が好む店舗までが揃っており、幅広い世代に愛されています。こちらは地域密着型のショッピングセンター“ワルツ所沢”も併設していますので、仕事帰りの買い物には非常に便利でしょう。
西武所沢店からロータリーを挟んで正面には“所沢プロぺ商店街”があります。“マクドナルド”や、“ケンタッキー・フライド・チキン”、“松屋”といったファーストフード店から、“すかいらーく/ガスト”、“大江戸屋”といったファミリーレストランなどの飲食店を中心に、“ダイソー”、“マツモトキヨシ”、“BOOKOFF”など100店以上が全長300mにわたって並ぶ、市内で一番賑わっている商店街です。かなり人通りは多いのですが、車の通行も可能な場所なのでこちらを歩く際には注意してください。
そのプロぺ通りを抜けると、“イオン所沢”もあります。市内で2番目に広い売り場面積を誇るこの店舗では、食料品から衣料品まで幅広い商品が取り揃えてあるのはもちろんのこと、イオン系列ならではのリーズナブルな価格帯が魅力的。
また、駅ナカ“エミオ 所沢”も駅構内にできるなど、買い物スポットはとにかく充実しています。
飲食店も“プロぺ商店街”や“エミオ 所沢”など各所に点在していますので、外食する場所に困ることはほとんどありません。西武百貨店のデパ地下をはじめとしたお惣菜を販売している場所も多く、忙しい時や食事の支度をする気力がない時も安心。
生鮮食品を扱うお店も、エミオ 所沢内に“ザ・ガーデン自由が丘 グランエミオ所沢店”が、駅西口駅前すぐには“西友所沢駅前店”が、もちろんイオン所沢店舗内にもありますので自炊派の人も満足できるでしょう。どこも閉店時間はやや遅めですが、特に“西友所沢駅前店”が深夜1時まで開いているのはうれしいポイントです。
《■所沢の施設》
「所沢」といえば“西武園ゆうえんち”を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
都心部の有名なアミューズメントパークやテーマパークのような華やかさはありませんが、約21万㎡の広大な敷地と狭山丘陵の自然と緑に囲まれたゆったりとした雰囲気が魅力の遊園地です。“観覧車”や“メリーゴーランド”などおなじみの施設で遊べるのはもちろんのこと、春は桜、夏にはプールや花火、秋は釣り、冬はイルミネーションと、四季を通していろんな楽しみ方が可能です。
こちらは“西武ドーム(メットライフドーム)”にもほど近く、野球はもちろんこと、コンサートやイベント会場としても利用されることが多いため、開催日にはゆうえんちも含めかなりの賑わいを見せます。ですが平日など開催がない日はかなり落ち着いた雰囲気となっていますので、ゆったりと楽しみたいのであればこちらがおすすめです。
航空発祥の地でもある陸軍航空整備学校跡地“所沢航空記念公園”も人気のスポット。
砂場や滑り台、ブランコなど小さい子供が楽しめる遊具のほかに、広い芝生広場には本物の飛行機も展示されていたり、航空機の原理や航空技術、歴史などが実機や映像などで学べる“所沢航空発祥記念館”、日本庭園・茶室“彩翔亭”など、幅広い世代が楽しめる公園となっております。
園内ではBBQエリアがオープンしましたが、予約のみでしかも即埋まってしまうほどの人気ぶりのようです。
また、狭山丘陵はスタジオジブリの人気アニメ“となりのトトロ”の舞台のモデルとなった場所、ともいわれています。
“公益財団法人トトロのふるさと基金(通称・トトロ財団)”という団体が活動を行い、寄付やボランティアによる保全活動によって当時のままの雑木林を今も残しています。1991年に“トトロの森1号地”が誕生してから、2017年11月の時点でトトロの森は45か所にも増加。トトロ財団の活動本拠地である古民家“クロスケの家”も曜日を限って一般公開されていますので、トトロ好きであればぜひ一度は訪れてほしい場所となっています。
交通の利便性、買い物の便利さ、さらに自然の豊かさと三拍子が揃った「所沢」。駅前はさらに開発が進み便利さを増しながらも、自然保護により多くの原生林を残しているこのエリアは、子育て中の家族やこれから子育てを開始したい夫婦に特におすすめできる地域なのです。
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