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教育やスポーツに特に力を入れる閑静な住宅地「浦和」
埼玉県内でもトップの進学校が集まり教育が盛んな文教都市ともいわれる「浦和」は、古くから“鎌倉文士に浦和画家”、“北の鎌倉”とも称され、多くの画家や文化人などが多く住んでいた県内でも高級住宅地のひとつ。東京都心や川崎・横浜方面へ乗り換えなしで行き来が可能な“上野東京ライン”が開業し鉄道の利便向上が進んだことによって、子育て中の世帯を中心に人気が高まっているエリアです。
《■浦和の歴史》
縄文期には海岸線だった説や、浦回、浦廻、浦曲など「浦和」の地名の由来はいくつかありますが、入間川の流れが屈折していた土地、または中洲のことを指す地名だったという説が有力視されているようです。当時は沼地と川が多く、たくさんの魚がとれる水郷地帯でした。
約2000年前に第9代開化天皇の奉幣の社として創建され、第10代崇神天皇の時には伊勢神宮斎主の倭姫命が参向したと伝えられている“調神社(つきじんじゃ)”や、平安時代初期に空海によって創建された“玉蔵院(ぎょくぞういん)”の門前町として周囲は栄えていました。
江戸時代に入り五街道の1つ“中山道”が整備され、徳川家康が鷹狩りに訪れた際の御殿が設けられたことをきっかけに、日本橋から数えて3つ目の宿場町“浦和宿”が置かれます。江戸から近かったため岩槻や川越などと比べ規模は小さく人口も少なめでしたが、市場として賑わいを見せていたようです。
江戸幕府の支配が終わり明治が始まると“浦和県”を経て“埼玉県”が誕生し、県庁が「浦和」に置かれます。1883年(明治16年)に日本初の私鉄である“日本鉄道(現・JR高崎線)の上野~熊谷間の仮営業開始と同時に、“浦和停車場(現・浦和駅)”を開設。また、県内有数の文教のまちでもあり、教員養成施設“埼玉師範学校(現・埼玉大学)”、“埼玉県立第一尋常中学校(現・埼玉県立浦和高等学校)”、“埼玉県立高等女学校(現・埼玉県立浦和第一女子高等学校)”もこの頃に開校しています。
大正になると宅地造成がスタート。1923年(大正12年)に“関東大震災”が発生しますが、「浦和」周辺の震災被害が少なかったことが注目され、さらに東京から20㎞圏内の上に交通の便も良かったことから、東京や横浜方面からの移住者が増加し住宅地がさらに増えていきました。移住者の中には学者や文化人、芸術家も多く、特に別所沼周辺に多くの画家が移り住み“アトリエ村”が形成されます。
1934年(昭和9年)には市制が施行されて“浦和市”が誕生し、戦後は住宅都市及び文教都市として発展を続けます。9道国道(現・国道17号)の開通など道路交通網も整備されたことに伴って、都市化の波は駅周辺から郊外まで一気に拡大。東京のベッドタウンとしての性質が強まる一方で、県都としての基礎整備が着実に進んでいきます。
2001年(平成13年)に“大宮市”と“与野市”と合併し“さいたま市”となったことで“浦和市”は“浦和区”となりましたが、駅前の再開発事業や駅の高架化、周囲街路の整備など、現在も更なる発展を図っています。
《■浦和の地理》
水を示すさんずいが付いた“浦”が地名についているだけあって、古来より湧き水が豊富な土地で無数の池があり、荒川をはじめ多くの沼地や池で良質なうなぎが水揚げされていました。「浦和」はうなぎのかば焼きの発祥地とされている説もあり、今でも多くのうなぎ料理店が存在しています。
同時に“文教都市”とも言われており、高偏差値の進学校はもちろんのこと小中学校のレベルも高く、わざわざ引っ越してくる家庭もあるほど。そのため治安も非常に良く、教育に悪影響を与えるような店舗の営業が条例で禁止されているため、女性はもちろん子供でも安心して歩くことが出来るまちとなっているのです。
交通面も非常に優れており、JRの“京浜東北線”、“宇都宮線(上野東京ライン)”、“高崎線(上野東京ライン)”、“宇都宮線(湘南新宿ライン)”、“高崎線(湘南新宿ライン)”と複数の路線が使用可能。山手線の東側を経由して神奈川方面へ向かう“上野東京ライン”を利用すれば、“上野”へは約19分、“東京”へも約26分、“品川”へも約37分ほどですし、山手線の西側を経由して神奈川へ向かう“湘南新宿ライン”を利用すれば、“池袋”へ約20分、“新宿”へは27分、“渋谷”へも約33分と、都心部のターミナル駅のほとんどへ乗り換えなしで行くことができます。
平坦な土地が多い埼玉県内でも、荒川の低地との間に何段かの段丘面があるせいか「浦和」はやや坂が多め。ですが、バス路線が充実しているので移動時の問題にはならないでしょう。運行しているのは“国際興業バス”と“東武バスウエスト”で、市内はもちろんその周囲もしっかりとカバー。“埼玉スタジアム”や“駒場スタジアム”への直通バスのほか、“羽田空港”へ向かう路線も運行を開始したので旅行や出張時にも大変便利です。
また、「浦和」はその名前がつく駅が多いことでも知られています。
まずは浦和区高砂の“浦和駅から”、京浜東北線の停車駅の“北浦和駅”、京浜東北線と武蔵野線が交差する場所にある“南浦和駅”、武蔵野線と埼京線が交差する場所にある“武蔵浦和駅”、武蔵野線停車駅の“東浦和駅”と“西浦和駅”、埼京線停車駅の“中浦和駅”と、埼玉高速鉄道線の終着駅“浦和美園駅”の、全8駅。ちょっと混乱しやすいので特に最初は注意しておきましょう。
《■浦和での買い物》
飲食店や食料品店など中心のがSouth Area、蔦屋書店にスターバックスが併設されたNorth Area、ベーカリーやエステなどのサロンのほかこちらにも飲食店が集まったWest Areaの3つからなる駅ビル“アトレ浦和”をはじめ、西口の正面には“浦和コルソ”、そこに繋がって老舗百貨店の“伊勢丹浦和店”。駅から北へ3分ほど歩いた場所には“イトーヨーカドー浦和店”もあります。
東口は長らく放置されていたものの、2007年(平成19年)に再開発が入り駅前広場が整備され、“浦和パルコ”、“ユナイテッド・シネマ浦和”に“さいたま市中央図書館”などの公共施設も抱えた大型商業施設“ストリームビル”が完成し、それまで閑散としていたころと一転して休日・平日を問わず常に人で賑わうようになりました。
日用品から雑貨系、ファッション関係などひととおりの物は“浦和駅”周辺で揃ってしまうため、都内や大宮方面に行かなくても問題がないほどです。西口側に県庁がありもともとこちらが商業の中心だったためか、商店街など歴史を感じさせる個人経営のお店などはどちらかというと西口側に集中。飲食店も圧倒的に西口側に多いので、外食派はこちらに来ることが多くなりそうです。
スーパーも、アトレ浦和内の“成城石井”や“ザ・ガーデン自由が丘 浦和店”、浦和コルソ内の“富士ガーデン”など高級志向スーパーから、プライベートブランドが豊富な“イトーヨーカドー”、浦和パルコ内の“ヤオコー”、やや小さめなもののリーズナブルな値段の“マルフク浦和東口店”と、数もバリエーションも豊富なので、その状況に合わせて買い物をするお店を選べるのも嬉しい点でしょう。
《■浦和の施設》
およそ2000年もの歴史を持つ“調神社(つきじんじゃ)”は、社名に“調(ツキ)”がついているだけあって、金運や勝負事などツキ(運)向上を願う場所として古くから人気がある場所となっております。“浦和駅”西口から南方面へ歩いて約10分ほどにあるこの神社は、地元の人々に“つきのみやさま”の愛称で親しまれており、Jリーグのサッカーチーム“浦和レッズ”をはじめ多くのスポーツ選手が必勝祈願に訪れるほどです。こちらは鳥居のない神社としても有名で、伊勢神宮に納める貢物(調)を集める蔵としての役割があったため、その搬出搬入の妨げにならないように鳥居は造られず、かわりにしめ縄が張られるようになったというわけです。
また、つきが月と同じ読みであることから月の動物とされている兎が神の使いとされ、狛犬が狛兎となっていたりと境内のいたるところに兎がいます。手水舎や拝殿、神池などのほか、こちらで戴ける御朱印帳にも兎の刺繍がされていたり、もちろん御朱印にも兎の印が押されていたりと、あちらこちらに兎が見られるので兎好きにも人気のスポットともなっています。
駅周辺の商業地帯を抜けるとほとんどが住宅地となっていますので、木々が生い茂っているこの“調神社”は住民たちの貴重な癒しスポットともなっているようです。
同時に“文教のまち”でにある「浦和」は教育熱心な家庭が特に多いのも特徴で、子育て環境と生活環境がしっかりと整っています。埼玉で一・二の偏差値を誇り東大合格者も多い“県立浦和高等学校”や“埼玉県立浦和第一女子高等学校”をはじめ、公立の中高一貫校もあり、公・私立問わず教育水準はかなり高め。ハイレベルな塾もあちらこちらにあり、選択の幅も広いので実力やタイプに合った場所を自由に探すことが出来るでしょう。
おとなりの“大宮”とはどちらが中心か、どちらが住みやすいか、などとよく比較される「浦和」。路線数など利便性には“大宮”にはかないませんが、落ち着いた環境でしっかりとした子育てをしたいのであれば「浦和」はその環境にとても恵まれていますので、子育て中の世帯には特におすすめの場所なのです。
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