- 仲介手数料無料の物件探し『物件OFF』
- お役立ち情報・コラム一覧
- 埼玉県 エリア特集記事一覧
- 副都心開業で人気が高まった、埼玉で一番都心に近い「和光」
副都心開業で人気が高まった、埼玉で一番都心に近い「和光」
2008年に“東京メトロ有楽町線・副都心線”が開業し、乗り売れ運転が始まったことにより交通アクセスが一気に向上した「和光」。東に東京都の板橋区、南に練馬区と隣接しているこのエリアは、とにかく都心部へ出やすいとい上に、都内と比べて土地の価格も比較的リーズナブルという点が注目されて、乗降客数や人口が右肩上がりを続けている地域です。
《■和光の歴史》
町制施行時に町名に関してもめたたため、“大いなる和”で1つになるという意味から“大和町”と名づけられていました。1970年(昭和45年)の市制施行時には神奈川県にすでに同名の市があったことから、区別するために新市名を一般から公募。大和町の“和”と、栄光の“光”を繋げて「和光」とし、平和、栄光、前進を象徴し明るく住みよい街に躍進するように、との願いが込められているそうです。
「和光」としての歴史は浅くともこの地域の歴史は古く、奈良時代頃には渡米人の集団が白子川一帯を開拓して住んでいました。あたりは“新羅郡(しらぎぐん)”、のちに“新座郡(にいくらぐん)”と呼ばれており、この時代の遺跡も各所で確認されています。
江戸時代に入ると川越街道が整備され、江戸と川越の中間地点として位置づけられます。当時は“上新倉村”、“下新倉村”、“白子村(下白子村)”の3つに分かれており、そのうちの白子村は川越街道の宿場“白子宿”として地方遊覧の拠点に、それ以外の地域は将軍家の御鷹場としてそれぞれ整備されました。
明治元年になると武蔵国知県事の支配となり、“品川県”、“入間県”、“熊谷県”の所属を経て、1876年(明治9年)にようやく現在の“埼玉県”の管轄となります。その後、下新倉村と白子村が合併し“白子村”に、上新倉村はそのまま新倉村と改称。1934年(昭和9年)には“東上鉄道(現・東武東上本線)”が開通します。新倉村の畑の中に開業したため、“にいくら駅”と名づけられました。
何度か町村合併自体が検討されましたが、1941年(昭和18年)に戦争に向けての国内整備や行政機構の簡素化、および経営強化を目指す戦時国策の一環として“白子村”と“新倉村”が合併し、“大和町”が誕生しました。
戦後も近隣町との合併の動きが幾度かあったものの積極的な行動を起こすこともなく、1970年(昭和45年)に市制施行され、県下29番目の市「和光市」としてスタートしたのです。
東京に隣接し、駅も“和光市駅”に改称され急行・特急(のちの快速急行)が停車するようになったものの、知名度はかなり低かった「和光」にスポットが当たるようになったのは、2008年(平成20年)に“東京メトロ副都心線・有楽町線”が“東上線”との相互直通運転を開始したからに違いありません。さらに2013年(平成25年)に“副都心線”と“東急東横線・みなとみらい線”の相互直通運転が始まったことにより、ベッドタウンとしての利便性はさらに上昇。都心部へ務めるサラリーマンはもちろんのこと、子育て中のファミリー層など若い世帯にも人気のエリアへと発展しました。
《■和光の地理》
埼玉県の最南端、東京都の板橋区と練馬区に隣接した場所にありますので、東京都内へのアクセスが非常に良いのは言うまでもありません。“和光市駅”には“東武東上線”、“東京メトロ有楽町線”、“東京メトロ副都心線”の3路線が乗り入れています。東武東上線は急行・準急が停車しますので池袋へは最短13分で行くことが出来ますし、有楽町線を利用すれば有楽町まで約33分、銀座一丁目へも約35分、豊洲や新木場へも乗り換えなしで行くことが可能。副都心線を利用すれば新宿3丁目へ約20分、渋谷へ約25分で出ることが出来る上、こちらは“東急東横線・みなとみらい線”とも相互直通運転をしているので、横浜方面へも乗り換えなしで約1時間程度で行くことが出来ます。
特に東京メトロの副都心線と有楽町線の始発駅でもあるので、少し並んで待てば都心へもゆったりと座って通勤・通学ができるのはとにかくうれしいポイントでしょう。
もちろんバス路線も充実しており、北口と南口にある停留場には多くの運航会社のバスが発着しています。羽田や成田へのほか、京都駅、大阪駅へ向かう高速バスも利用できますし、乗車は池袋西口のみの平日限定ですが深夜急行バス“ミッドナイトアロー川越”と“ミッドナイトアロー光が丘・和光”が運行しているので、終電を逃してしまっても安心です。
また交通の利便性が良いのは鉄道だけではなく、東京外環自動車道をはじめ、川越街道(国道254号)や環八も近いため、マイカー派の人にも魅力的な場所です。東京外環自動車道に乗れば、首都高、関越、常磐へとつながっていますので仕事やレジャーなどどこへ出かけるにも便利です。循環バスの本数が多いので免許を持っていない方でも生活の不便さはさほど感じないとは思いますが、あると行動範囲がさらに広がるのは間違いないでしょう。
《■和光での買い物》
商業エリアとなっているのは主に南口方面です。キレイに整備されたロータリーを中心に、飲食店、銀行、ビジネスホテルなどが並び、歩いて3分ほどの場所には“イトーヨーカドー”がありますので、日用品関連のほとんどは駅周辺で手に入れることが可能です。現時点ではそれ以外の大型商業施設は見当たらないものの、駅直結の高層ビル建設をはじめとした再開発計画が検討されていますので、今後の発展にも大きな期待ができます。
生鮮食品の買い出しも、南口側にはプライベートブランドも豊富な“イトーヨーカドー 和光店”と“サミットストア シーアイハイツ和光店”が、北口側にも“いなげや 和光新倉店”がありますし、どこも遅い時間帯まで開いているので帰宅が遅くなった時も安心です。大手のスーパーだけではなく個人経営の小さなお店も見かけることができ、特にイトーヨーカドーの向かいにある“丸八青果”はレジに行列が出来るほどの賑わいぶり。新鮮な野菜や果物はもちろんのこと、乳製品やハム・ソーセージなどの加工肉、卵や缶詰などがお手頃価格で購入することが可能です。タイムセールも時々開催されていたりするので、近くに住んでいたらこちらを利用しないという手はないでしょう。
ガストやロイヤルホスト、サイゼリヤなどのファミレスや、モスバーガー、松屋、ココ壱番屋などのファーストフード店、キッチンオリジンなどの総菜屋もありますので、忙しい時や食事を作る手間を省きたい場合にも食事をする場所に困ることはありません。 ただ飲食店の数は全体的にやや控えめですし、若い女性が好むようなファッション関連店やお洒落なカフェなどもあまりありませんが、新宿や池袋まで電車で15分前後で気軽に行けるためそこまで大きな問題にはならないようです。
《■和光の施設》
巨大ターミナル駅“池袋”までわずか13分という距離にありながら、「和光」周囲には畑や雑木林など緑が多く、白子地区には“白子湧水群”としてあちらこちらから湧水を見ることも可能と、自然が多く残されているのが特徴です。武蔵野台地の端にあたるこのあたりは、低地になっている東京側との境目で、岩盤がむき出しになっている場所から地下水がしみ出しています。有名な商業施設や観光施設などは残念ながらありませんが、人口が増え宅地化が進んでいる中でもサワガニやカワニナ、オニヤンマなど清流だけに住む生物が観察できるのは「和光」ならではの魅力と言えるでしょう。
いくつか存在する公園の中でも、特におすすめしたいのは埼玉県営の“和光樹林公園”です。
1989年(平成元年)に開設されたこの公園は、戦後に徴収された“キャンプ朝霞基地”跡地の一部で、東京ドーム約4個分に相当する20haの広大な敷地内に、多目的利用が可能な広場やジョギングコースが設置されているほか、約5000本の樹木が植栽され春には桜の名所としても親しまれています。
この公園はバーベキューも可能で、2015年(平成27年)からは手ぶらで楽しめるサービスもスタート。必要な機材や消耗品、火おこしやごみ処理代などもすべて含まれているので、予約だけ済ませれば本当に行くだけで本格的なバーベキューを楽しむことが出来ます。小さい子向けの遊具や、ボール遊びもできる広場、大人にはアルコール飲み放題もありますので、1日をのんびりと過ごすことが出来るでしょう。
都心部へのアクセスの良さだけがピックアップされがちで、「和光」はまだまだ名前は知られていないかもしれません。ですが利便性が非常に高くすぐ都心部へ出られるのに、のどかな自然がたくさん残っている“適度な都会感と適度な田舎感”が上手に両立したまちなのです。
埼玉県 エリア特集 関連記事一覧
コラムカテゴリー
住みたいエリアの仲介手数料無料物件を検索
個別のご相談
疑問、質問などありましたら、ぜひお問い合わせください。
お客様のご希望・ご要望にあわせて専任アドバイザーが個別に対応させて頂きます。
■お電話にてお問い合わせ
TEL:050-5369-9360 (10時~19時)
■メールにてお問い合わせ
お問い合わせページ よりお問い合わせ内容をお送りください。
物件OFFは仲介手数料が最大無料の
マンション、一戸建て、土地をご紹介する不動産情報サイトです
物件購入の際、諸経費の中でも高額ながら、仲介先会社によっては無料にすることも可能な仲介手数料。当サイトでは、そんな仲介手数料が無料となる物件を多数ご紹介。さらに専任のアドバイザーが物件探しからご契約までしっかりサポートさせて頂きます。仲介手数料無料の不動産物件をお探しの方は、ぜひ当社「物件OFF」までお問い合わせくださいませ。