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静かな住宅街と昔ながらの商店街が両立した「阿佐ヶ谷」
JR中央総武線で新宿から快速でわずか3駅の場所にある「阿佐ヶ谷」は、都心部へのアクセスが良好で、高円寺や中野、吉祥寺などの注目の駅に囲まれているところから人気の高いエリア。周囲と比べて落ち着いた雰囲気が漂っており、通りには背の高いケヤキ並木と昔ながらの商店街が長く続いています。治安が良いとされている杉並区でもさらに犯罪発生率が低く、若い方からシニア層まで世代を問わずに人を惹きつけている街です。
■阿佐ヶ谷の歴史
桃園川によって造られた浅い谷であったため“浅ヶ谷”と呼ばれた後、いつしか「阿佐ヶ谷と」呼ばれるようになった説と、川沿いの湿地に葦がはえていたことから“葦の茂る谷”、“葦ヶ谷”になり、そこから変化したという説などがあります。1420(応永27)年にはあさかや氏と呼ばれる一族が支配し、そのころからすでにこの辺りは阿佐ヶ谷村と呼ばれていました。
1889(明治22)年に甲武鉄道(後の中央本線の一部)が敷設されますが、阿佐ヶ谷の駅が誕生したのはそれから少し間を開けて1922(大正11)年のことです。駅の開設当初はまだあたりに民家が数件ある程度でしたが、翌年に発生した関東大震災により被害を受けた人々が都心部から移住してきたことにより、住民が急激に増加。同時に商店も並ぶようになり、自然と今の商店街の原型が形作られていったのです。
昭和に入って萩窪のほうへ小説家の井伏鱒二が移住してくると、井伏を慕った若い作家や評論家、文豪家が萩窪から阿佐ヶ谷あたりに移り住むようになります。彼らが良く集まっていたお店が阿佐ヶ谷の北口方面にあったことから、いつしかこのあたりは“阿佐ケ谷文士村”とも呼ばれていたようです。
しかし太平洋戦争の激化により商店街は衰退。疎開命令により約半分ほどが退去してしまった上、戦後も混乱が続いていました。
元の賑わい取り戻しはじめたのは終戦後数年が経過してからです。店が退去し更地になっていた場所を利用して道路を整備し、中杉通りが作られました。この通りにはケヤキが植樹され、現在のケヤキ並木の元となっています。
その後の阿佐ヶ谷は、この商店街と一緒に発展を続けることになります。公募によって商店街にそれぞれ愛称がつけられ、アーケードも設置。昭和の高度成長期に乗って人口はますます増加を続け、今の阿佐ヶ谷へと成長していったのです。
■阿佐ヶ谷の地理
東京都杉並区の中央やや東寄りの場所に阿佐ヶ谷の駅が存在しています。駅名として「阿佐ヶ谷」という表記が使用されており、地名としてもこの名前が使われていますが、行政地名の表記は“阿佐谷”で統一されていますので、住む際には気をつけたいところです。
地形としては全体的になだらかな高台地域で、道幅は整備されて広く坂は控えめ。地名に谷がついている通り、場所によっては低い地域もありますので水害などに注意が必要かもしれません。ですがそこまで極端ではありませんので普段の生活では不便さを感じることはほとんどないでしょう。
JRの阿佐ケ谷駅からは、中央線及び中央総武緩行線の利用が可能です。新宿や四谷、御茶ノ水まで乗り換えなしで行くことが出来ますし、中央線であれば東京駅、中央総武緩行線であれば秋葉原や錦糸町のほか、船橋や幕張などの千葉県までそのまま行けますので、千葉方面へよく向かう方には特に便利な場所となっています。ただし土・休日は快速の全列車が通過してしまいますので、利用の際は注意してください。
さらにJR阿佐ヶ谷駅から南方面へ徒歩で7分ほどの場所には、東京メトロ丸の内線の南阿佐ヶ谷駅もありますので、住む場所によってはメインに利用する駅をこちらにするのも良いでしょう。また、事故などで遅延しやすい中央線の迂回ルートとしても使えるため、もしもの時も安心です。
電車だけではなく、阿佐ヶ谷駅前からは都営バスをはじめ、関東バス、西武バス、区内コミュニティバスと路線バスも豊富。都営バスを利用すれば渋谷駅といった山手線の駅、関東バスを利用すれば石神井公園といった西武池袋線の駅、下井草や鷺ノ宮などの西武新宿線の駅まで直接向かうことが出来ます。西武バスであれば埼玉との県境方面へ、杉並区のコミュニティバス(南北バス)ならば区内南部に位置する京王井の頭線の浜田山駅にも向かうことが可能。
電車では主に東西の移動しかできないため、バスがしっかりとその不便さをカバーしているのです。
■阿佐ヶ谷での買い物
阿佐ヶ谷は商店街と一緒に発展してきただけあって、他では寂れがちな商店街もここでは多くの賑わいを見せています。
南口には阿佐ヶ谷パールセンター、北口には阿佐ヶ谷スターロード商店街などがそれぞれありますが、どちらかといえば飲食店がやや多め。誰もが知る大型チェーン店から個人店、オシャレなカフェから昭和の雰囲気薫る喫茶店まで様々なお店までがたくさん並んでおり、1人暮らしや外食派の人にはとにかくおすすめです。
商店街には昔懐かしい八百屋さんや青果店などもありますので、食事は自炊したいという方もうれしいでしょう。しかしやや閉店時間が早めのため、仕事終わりが遅くなりがちな方にとっては、平日は利用するのが少し難しいかもしれません。が、阿佐ヶ谷駅北口方面には23時まで営業しているイトーヨーカドー食遊館があるほか、24時間営業の西友もありますので、いつでも食料品の買い出しが可能となっております。それ以外にもピーコックストアやminiピアゴ、まいばすけっとなどもあちこちに点在していますので、気分次第で買い物する場所を選ぶことも可能です。
商店街以外であれば、駅直結のショッピングセンタービーンズ阿佐ヶ谷が良いでしょう。こちらでも生鮮食品やお惣菜などが購入できるほか、タリーズやスターバックスなどのカフェや、ユニクロやカルディといった若い世代に人気のあるお店も入っています。中でも、台湾ティー専門店“ゴンチャ”があるのは人によってはイチオシのポイント。話題のタピオカミルクティーが飲めると評判で、店舗によっては長い行列が出来ているほどです。 最近増えつつある若い方向けの巨大なショッピングモールなどはありませんが、阿佐ヶ谷ではとにかく買い物する場所に困ることはないのです。
■阿佐ヶ谷の施設
阿佐ヶ谷といえば駅前から続いている背の高いケヤキの並木を思い出す方も多いでしょう。このケヤキ並木と並行しているのが“阿佐ヶ谷パールセンター”。JR阿佐ヶ谷駅南口から始まり、東京メトロ丸の内線が走る青梅街道まで続いているとても長い商店街です。
歴史の項でご説明しましたが、商店街として機能し始めたのはおよそ大正時代のこと。ですがこの通りの歴史はもっと深く、およそ鎌倉時代には鎌倉と北関東地域を結ぶ鎌倉街道の一部としてすでに形が出来ていたようです。江戸時代に入る頃には練馬の貫井弁天から堀の内の妙法寺へと向かう参拝の道として親しまれるようになりました。当時の阿佐ヶ谷は特筆することもないようなただの農村でしたが、今のパールセンターの中ほどにある青面金剛像と地蔵菩薩像は、参拝者の往来が多かったその頃に建立されたといわれています。
商店街としても都内でも最大級で、700mほどの距離の中におよそ240もの店舗が並んでいます。アーケードを備えているので雨や雪の日でも濡れることがありませんし、真夏の暑い日差しも遮ってくれるため、年中いつでも快適に買い物が可能。通りはきれいに舗装されていますが、それぞれの店舗そのものは歴史を感じさせるほど古いものが多めです。
商店街はパールセンターひとつだけではなく、スターロード、ダイヤ街、ゴールド街といくつもあるのが特徴。他では寂れがちな商店街が今も多くの人々で賑わっているのは、阿佐ヶ谷の大きな魅力なのです。
お隣の高円寺よりはやや控えめで知名度的にも少しかなわないかもしれませんが、とにかく派手さがなくまち全体が落ち着いた雰囲気の「阿佐ヶ谷」。遊ぶ場所と言うよりはまさに「住む場所」という言葉がぴったりで、便利だけど堅実でのんびりと暮らしたい、という方にはまさにおすすめのエリアです。
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