- 仲介手数料無料の物件探し『物件OFF』
- お役立ち情報・コラム一覧
- 杉並区 エリア特集記事一覧
- 懐かしい街並みがきれいに整備された緑豊かなまち「永福町」
懐かしい街並みがきれいに整備された緑豊かなまち「永福町」
京王井の頭線のほぼ中央、渋谷や吉祥寺へも10分程度で行ける「永福町」。そのように都心部までに出やすいという利点もありながら、神田川や善福寺川沿いには緑地が広がる閑静な住宅地です。地名の由来ともなった永福寺をはじめとした神社仏閣や、邸宅も多い高級住宅地としても有名なエリアです。
■永福町の歴史
「永福町」と言う地名の由来は、永福町駅から南方面にある永福寺からきています。1523年(大永3年)に秀天慶実和尚の手によって創建されたこの永福寺は、北条氏の家臣であった安藤兵部丞ゆかりの所領でした。小田原落城の際、安藤一族が当時の永福寺住職を頼ってこの地に移り、帰農した際に辺りの開拓をはじめて以降、この一帯を永福寺村と呼ぶようになった、と伝わっています。
そのように古くから伝わる寺院も地名もありましたが一向に人が増えることはなく、明治・大正時代に入っても民家がいくつか点在している程度ののんびりとした農村地帯でした。関東大震災後は都心部から移住してくる人々で杉並区全体の人口は5倍ほどまで増えたものの、この辺りは急激な変化はほとんど見られませんでした。
ようやく開発の手が入るようになったのはそれほど昔のことではなく、実は昭和に入ってからのことです。現在の京王井の頭線にあたる帝都電鉄が1933年(昭和8年)に開通。それに伴い、都心部へ通勤が便利な場所として次第に宅地化していくことになります。
1945年(昭和20年)5月の空襲で高円寺などの杉並区の一部が焼け野原になり、同時に永福町も被害を受けたものの、復興までそれほど時間はかかりませんでした。戦後人口はさらに増加の一途をたどり、より東京都心部に近い下北沢、明大前付近が住宅街として開発が進むと、その波は次第にこの周囲まで届くことになります。
こうして、住宅地としての永福町が誕生したのです。
■永福町の地理
「永福町」は杉並区の南部に位置し、南部は世田谷区と面しています。住居表示実施後の町名は正確には“永福”で、町は付いていないのですが、駅名が“永福町駅”であること、または旧町名から、「永福町」と呼ばれることが多くなっています。
ベッドタウンとして発展してきため大半が住宅街ですが、地名の由来にもなっている永福寺をはじめとし、大宮八幡宮、築地本願寺和田堀廟所など神社仏閣が多く、それに伴って緑地もかなり多めなエリアです。
メインとなる駅は京王井の頭線の“永福町駅”になります。渋谷駅と吉祥寺駅をつなぐ路線でそのほぼ中央にあり、どちらへも乗り換えなしで容易に向かうことが可能。急行も停車する駅ですので、渋谷へも吉祥寺へも約10分程度で向かうこともできます。井の頭線では急行停車駅は数少なく、渋谷、下北沢、明大前、永福町、久我山、吉祥寺のわずか6駅。知らないと駅数が多いため、通勤などでも不便なのでは?と思ってしまいそうですが、実際には急行が利用できるため利便性が非常に高い駅なのです。
永福町駅に乗り入れてる路線は井の頭線のみのものの、一駅隣の明大前駅で京王線に乗り換えれば、新宿へも最速15分ほどで向かうことが出来ます。さらに、駅から歩いてすぐの場所には京王バスの営業所もあり、こちらから中野や高円寺方面へ路線バスで向かうこともできるでしょう。
また、井の頭通り、環七通り、環八通り、甲州街道などの幹線道路も近い他、南部には首都高が走り、永福出入り口もありますので車で移動したいときも安心。移動手段が自由に選べて利用できるのはこのエリアの魅力になっているのです。
■永福町での買い物
駅ビルというにはやや小規模ですが、永福町の駅内には、商業施設の“京王リトナード永福町”があります。こちらには生鮮食品やお惣菜など食料品を中心に取り扱うキッチンコート永福町店をはじめ、待ち合わせに便利なカフェやベーカリーなどのほか、カルディやダイソー、ドラッグストアなどといった生活に欠かせないお店、眼科や美容室、保育施設なども揃っています。
そのため、永福町を利用する場合はほぼこちらで買い物を済ませてから帰る、と言う方がほとんどのようです。
それ以外にも、駅北口からすぐの場所には“永福町商店街”があり、昔ながらの個人経営のお店で買い物することもできます。商店街というと若い世代から見てしまえば古臭いと言うイメージがありそうですが、懐かしい雰囲気を残しつつも駅周辺を中心に街並みがきれいに整備されているため、お年寄りから若い方まで抵抗なく買い物をすることが出来るでしょう。店の数的にはさほど多くはないですが、その分騒がしすぎないため落ち着いてゆっくりと買物をすることが可能です。
お買い物が趣味の方には少し物足りないと感じるかもしれませんが、実はおいしい飲食店が充実しているエリアでもあります。特にイタリア料理店が多く、中でも“ラ・ピッコラ・ターヴォラ”と“マッシモッタヴィオ”が本格ピザが楽しめるお店として有名です。また、60年以上の歴史を持つラーメン屋として名高い“永福町大勝軒”も駅の近くにあったりと、とにかく飲食店の数が豊富。
もちろんすき屋やロイヤルホストなどの大手飲食チェーン店もありますが、どちらかといえば個人経営のお店が多め。自分好みのお店を開拓したい外食派の方には特におすすめです。
■永福町の施設
上述しました通り、永福町は神社仏閣の多いエリアです。中でも駅から北方面にある「多摩の大宮」とも呼ばれる“大宮八幡宮”が由緒ある神社として名が知られているのではないでしょうか。源頼義によって建立されたこの神社は1000年以上もの歴史を誇り、約15,000坪という都内でも3番目の広さを持っています。東京のほぼ中央に存在しているため、東京のへそという異名も持っているそうです。
善福寺川沿いにあるため緑が多く、神社全体が深い緑に囲まれ荘厳な雰囲気を醸し出しています。しかし入りにくいという空気はなく、和やかなためサイクリングやジョギングを楽しむ人々の休憩スポットにもなっているようです。お正月や七五三、お祭りなどの際にはかなり混みあいますが、それ以外の平日であれば比較的ゆったりと参拝することもできます。
善福寺川を挟んだ北側には“和田堀公園”もあり、川沿いの善福寺川緑地へと繋がっています。散策路にはソメイヨシノの桜並木が4㎞にわたって続き、春にはたくさんの花見客の目を楽しませています。
公園内には池もあり、めずらしい鳥を見るためにバードウォッチングをする方も。それ以外にも複数の広場や釣り堀、子供向けの遊具が置かれた場所などの他、バーベキュー場もありますので1日中ゆっくりと自然の中で遊ぶこともできるでしょう。
住宅街が中心で商業施設はやや少ないものの、駅前は整えられ必要なものはしっかりと揃っている「永福町」。
しかも渋谷からわずか10分ほどしか離れていないのに恵まれた自然をゆったりと満喫することが可能な、贅沢な場所であるとも言えるかもしれません。
杉並区 エリア特集 関連記事一覧
コラムカテゴリー
住みたいエリアの仲介手数料無料物件を検索
個別のご相談
疑問、質問などありましたら、ぜひお問い合わせください。
お客様のご希望・ご要望にあわせて専任アドバイザーが個別に対応させて頂きます。
■お電話にてお問い合わせ
TEL:050-5369-9360 (10時~19時)
■メールにてお問い合わせ
お問い合わせページ よりお問い合わせ内容をお送りください。
物件OFFは仲介手数料が最大無料の
マンション、一戸建て、土地をご紹介する不動産情報サイトです
物件購入の際、諸経費の中でも高額ながら、仲介先会社によっては無料にすることも可能な仲介手数料。当サイトでは、そんな仲介手数料が無料となる物件を多数ご紹介。さらに専任のアドバイザーが物件探しからご契約までしっかりサポートさせて頂きます。仲介手数料無料の不動産物件をお探しの方は、ぜひ当社「物件OFF」までお問い合わせくださいませ。