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環八通りと神田川が交差するゆったりとした住宅街「高井戸」
東京郊外を走る環状八号線と交差する位置にある高井戸。通りは常に交通量が多く騒がしいですが、ひとつ路地を奥へ入れば落ち着いた閑静な住宅街が広がっています。京王電鉄井の頭線の駅である高井戸駅からは井の頭線が通っており、都心部方面へのアクセスも良好。駅周辺には繁華街がなく緑地も多く、また杉並区自体も子育て支援に力を入れていることから、昔からファミリー世帯に好まれているエリアです。
■高井戸の歴史
地名の由来は諸説あり、村内の小高いところに水が湧いていた井戸があったために「高井戸」とした説、現在もエリア内に存在する吉祥院が江戸時代までは高台に祀られており、高いお堂の不動様“高井堂不動”と呼ばれたことから「高井戸」と言う名前がついたという説があります。
しかし、かつて高井家が代々宮司を務めた神宮司のお堂に不動様が祀られ、“たかいどう”と呼ばれていたものがそのまま“たかいど”になった、と言うのが史実のようです。その後明治の廃仏毀釈にて高井家自体は没落し土地はすべて売り払われたものの、地名だけは今も残っているのです。
そのような経緯はありますが、安土桃山時代には既に高井戸という地名が使われており、その頃に“上高井戸村”と“下高井戸村”に分かれました。当初は1番目の宿場であったものの、規模は小さく脇本陣を置かれることもなく、後に内藤新宿が新たに設置されたことによりほどなく衰退。旅籠も数えるほどしかありませんでした。そのため周辺住民は商業ではなく農業を主としていたようです。
1653年(承応2年)より始まった玉川上水の開削時には、用地として数名の農家が立ち退きを迫られます。その際にその農家らが移り住んだ地を“中高井戸村”と名付けたことにより、上、下、中の3つの高井戸村が存在することになったのです。
1889年(明治22年)に3つの高井戸村を含む数か所の村が合併。ようやくひとつの“高井戸村”となった後、高井戸町を経て今の杉並区と合併、「高井戸」の地名がそのまま使われるようになりました。
関東大震災の後、被害が軽かったことから都心部から多くの人々が宅地を求めて編入してくることに。そのように住宅地として発展したという経緯があるうえ、都心部が近く向かいやすいという利便性の高さもあって、ファミリー層が多いエリアとなっているのです。
■高井戸の地理
「高井戸」は、杉並区でも最南部に位置しており、区内を南北に走る東京都道311号環状八号線(環八通り)の上に、京王電鉄井の頭線の駅である“高井戸駅”があります。快速がとまらない駅のため急ぎの際には急行への乗り換えが必要となりますが、“渋谷”までは乗り換えなしで16分で向かえますし、明大前で京王線に乗り換えれば新宿方面へも容易にアクセスが可能。人気スポットである吉祥寺までも乗り換えなしで行くことが出来ます。
また荻窪駅も近く、高井戸駅からのバス路線も豊富ですのでJR中央線も利用圏内に入ると言っても良いかもしれません。このように公共交通機関に非常に優れているため、駅から離れた場所に住んでも不便を感じることはほとんどないでしょう。
エリア内は大半が上質な住宅街で、杉並区らしくしっとりと落ち着いているのですが、「慢性的に混雑している道路」とある意味有名な環状八号線がやや気になるところかもしれません。交通量が常に多く昼夜を問わず車やトラックが走り、しかも頻繁に渋滞し騒音や排気が気になるため、車をよく利用する方以外は環八沿いは避けたほうが無難です。
ですが、そのような喧騒は大通り沿いだけの話。脇道へ抜けてしまえばすぐ閑静な住宅街が広がっておりますので、ゆったり落ち着いて暮らすことが出来るでしょう。小さな子供連れの世帯の場合ですと、交通量の多い道路が近所にあると不安になるでしょうから、駅から少し離れた場所のほうがおすすめかもしれません。
なお“高井戸駅”と京王電鉄・東急電鉄の“下高井戸駅”は同じ高井戸がついているため混同しがちですが、実際にはだいぶ距離が離れています。しかも高井戸駅は杉並区、下高井戸駅は世田谷区にそれぞれ属していますので、間違えないように注意しましょう。
■高井戸での買い物
駅自体はそれほど大きくないのですが、高架下に駅ナカ、もしくは商店街ともいえる“京王リトナード高井戸”がありますので、食事を含む日用品の買い出しなどはこちらで済ませることが出来ます。こちらには“京王ストアキッチンコート高井戸店”と呼ばれる小規模スーパーがあり、改札口からわずか30秒ほど、しかも深夜23時まで営業していますので、仕事で帰宅が遅くなった日も安心。その名前の通りお弁当やお惣菜を含む飲食品が中心のお店です。
この京王リトナード高井戸にはカフェやベーカリーなどの他に、区役所の出張所も併設されていますので、用事の際には駅前で住んでしまうのも嬉しいポイントでしょう。
価格が控えめで品ぞろえ豊富なスーパーで買い物したいのであれば、駅からすぐ北へ2分ほどの位置にある“オオゼキ高井戸店”もオススメ。果物や鮮魚、精肉などの生鮮食品が特に安いため、近所の買い物客で常にあふれています。こちらは同じ敷地内に温泉施設“美しの湯”もあり、そのついでに買い物を済ませてから帰るという方も多いようです。
また、やや駅から離れた場所になりますが“オリンピック”もあります。こちらはスーパーとホームセンターがひとつになったようなお店で、食料品から医薬品、家電やインテリアなどを購入することが可能となっております。
スーパーの数や種類は豊富ですが、CoCo壱番屋、松屋などの外食チェーン店はいくつかみられるものの、全体的に見て飲食店はやや控えめ。外食派の方は吉祥寺や渋谷、荻窪などまで行ったほうが良いでしょう。
■高井戸の施設
高井戸エリア内はほとんどが住宅街や学校などで、ショッピング施設や娯楽施設などはかなり少なめ。ですが、高井戸駅から徒歩約2分ほどの場所にある“美しの湯”が住民たちの癒しスポットになっているようです。
こちらは都会では貴重な天然温泉が地下1,600mより湧出しており、琥珀色の源泉を楽しむことが可能です。
足をゆったり延ばせる大浴槽はもちろん、アトラクション風呂やエステジェット、寝湯、低温・高温サウナなど種類も豊富。特に人気なのは露天風呂で、春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の景色を楽しむことが出来ます。露天風呂の周りはしっかりと囲まれていますので、覗かれたりという心配も一切ありません。
駅から近いため、仕事帰りで疲れを癒してから併設されているお食事処で食事を済ませ、さらに同じ敷地内のオオゼキで必要なものを購入して帰ると言う方が多くなっているようです。
また、緑地が多いのもこのエリアを含む杉並区の魅力。中でも井の頭線沿いを流れている神田川が人気の散歩コースで、川沿いに植えられた桜をはじめとした様々な木々や花、川に訪れる鳥や魚を見て楽しむこともできます。ジョギングコースとして走るのもよいかもしれません。
また、公園も大小問わずところどころにありますから、子供の遊び場所に困ることもあまりないでしょう。
環八通りが横切っているため、騒がしいというイメージが強くなってしまっている高井戸。しかし実際には環八通り沿いだけで、住宅街はいたって閑静でゆったりとしています。
通勤のために利便性の高い場所と言う条件は譲れないけれど、落ち着いた環境で子育てをしたいという方にはまさにおすすめです。
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