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夢を追い求める若者の街でありながら昔ながらの風景も残す「下北沢」
小劇場やライブハウスから、古着屋、古本屋などが多く、こだわりを持ったお洒落な若者が多く集まる「下北沢」。再開発が進み大型商業施設やタワーマンションなどを建てる街が多い中、駅周辺には迷宮のように入り組んだ細い路地やいくつもの個性的な店がひしめき合った商店街が今も多く残った、昔ながらの雰囲気がじっくり味わえるエリアです。
《■下北沢の歴史》
“若者の街”というイメージが定着しつつある「下北沢」ですが、明治の末まではこの地域は東京府(武蔵国)荏原郡下北沢村という農村でした。
大正時代に入ってから、東急玉川線(玉電)の開通と関東大震災による都心からの移住者は増加。昭和2年(1927年)に小田急電鉄 小田原線が、昭和8年(1933年)に京王電鉄 井の頭線が開業すると、急速に商業地へと成長していきます。
ですが、戦後までは萩原朔太郎や坂口安吾ほか詩人や文豪が集う、文士のサロン的な街でもありました。萩原朔太郎は短編小説「猫町」に下北沢に多かった猫を、坂口安吾は「風と光と二十の私と」に下北沢の周辺の光景をそれぞれ描いています。
また、今でも駅から少し離れて奥に入ると静かな住宅街が広がっているように、当時は将校クラスの軍人や高級官僚が多く住む街でもあって、佐藤栄作、竹下登ら首相経験のある政治家も居を構えるエリアでした。
その後しばらくは戦後の影響も強く“闇市”の名残を街に残していましたが、昭和後期に入った1970年代半ばから本格的に“若者の街”として賑わいを見せ始めます。ロックやジャズ、ブルースを流すバーが増えたのを皮切りに、1975年にはジャズバー“レディ・ジェーン”とライブハウス“下北沢ロフト”がオープン。1979年に“下北沢音楽祭”を開催したのを切っ掛けに、“若者の街”のイメージが浸透していったのです。
さらに1982年には元俳優の本多一夫が“本多劇場”をオープンしてからは“演劇の街”としても注目されて行き、夢を追い求める若い人が多く集う街へとなったのでした。
《■下北沢の地理》
渋谷区との区境に近い世田谷区の北東部に位置する「下北沢」は、都心部に近い利便性と世田谷区の優れた住環境が両立した特に人気の高いエリア。小田急小田原線と京王井の2路線が利用でき、渋谷まで急行で約3分、吉祥寺には約13分で行くことが出来るほか、新宿へも約7分でアクセスすることが可能です。都心が近い分、移動の電車賃が200円以下と安くなることもうれしいポイントです。
週末には箱根や小田原方面へも乗り換えもなく行けるので、通勤通学からレジャーまで気軽に楽しむことが出来ます。
車で移動したい場合は西側に環七通りが走っているので、都心や横浜方面、さらには首都圏広域への移動も不自由はないでしょう。
「下北沢」の街自体は場所によってかなり様相が異なり、北口はお洒落なカフェや雑貨屋、古着屋などが多く軒を連ねており、その逆の南口はまさに“演劇の街”そのものの象徴である劇場や居酒屋などが多め。全体的に穏やかな高低差がある上、さらに狭く曲がりくねった路地が多く、自転車も多いため接触事故には注意が必要です。
また、西口には閑静な緑豊かな住宅地が広がっています。商業エリアには若者や観光客は多いものの、住宅地まで足を踏み入れることはないため、静かな環境で生活することが可能となっています。
《■下北沢での買い物》
ファッションストリートの街と言われるだけあって、街のいたるところに古着屋がひしめきあっている「下北沢」。低価格で高品質のブランド物から一点ものまでが手に入るほか、高価なヴィンテージもの、リメイク品までがあるため、お気に入りを必ず見つけることが出来ます。古着は10代や20代の大学生など若い世代をターゲットにしたもの、という先入観もある方もいそうですが、実際には30代以上の大人を対象にしたお店、さらには大きめサイズを集めたお店など、様々なスタイルの古着屋が揃った、まさに古着の聖地となっております。
また、古本屋が多いのもこの街の特徴のひとつです。
しかもただ本を並べて売るだけの古本屋だけではなくて、カフェや食事、お酒までもが楽しめる場所や、定期的にトークショーを開催している場所、同時に昆虫や化石などの干渉もできる場所など、“古本屋”の枠に捕らわれないちょっとびっくりしそうなユニークな店舗も数多く存在しています。
商店街にはそれ以外のお店も多く、レストランやカフェ、ドラッグストアから、はたまた家具屋や電気屋、食料品を購入するスーパーまで、ひとつひとつのお店の規模は小さいですが日常生活で必要なすべてのものがここで揃えることが可能です。中には24時間営業しているスーパーもあるので、帰りの遅くなった深夜・早朝などでも安心して買い物が出来そうですね。
《■下北沢の施設》
周辺には大きな商業施設などはありませんが、歴史の項で書いた通り下北沢といえば“演劇の街”と、いうイメージを定着させた老舗の劇場「本多劇場」でしょう。著名な劇団のメンバーのほか、テレビや映画などで活躍する役者の演技を目の前で見ることが出来ます。他には「ザ・スズナリ」や「駅前劇場」、「OFF OFFシアター」ほか、たくさんの劇場・小劇場が至る所にあるので、自分好みの劇場を探してみるのも楽しいでしょう。
若者が多い街だけあって、区内の他の地域と比べて1人暮らしの世帯が多く子供の人口が少なめの「下北沢」ですが、子供と一緒に入店できるカフェやレストランはもちろんのこと、子供連れでも平気な美容室、中には子供と一緒に演劇や音楽を鑑賞できるホールもあるので、下北沢ならではのサブカルチャーを一緒に楽しむこともできそうです。
もちろん世田谷らしく緑が多いのも嬉しいところ。子供が遊ぶのにちょうどいい小さな公園が点在しているほか、四季折々の花々が咲く遊歩道“北沢川緑道”もあり、毎日のランニングやウォーキングにもぴったりです。
近場には大きい公演はないものの、少し足を延ばせば“羽根木公園”や“駒場野公園”、“代々木公園”にも気軽に行けるので、緑に囲まれてのんびりしたい人にもおすすめなエリアです。
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