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成城学園と共に成長した高級住宅地「成城」
田園調布や白金台などに並ぶ東京を代表する高級住宅地“成城”。芸能人や文化人にも人気のこの地は、成城学園を中心とした学園都市としても知られますが生徒の姿は多くとも喧騒は少なく、街の所々で整備された桜やイチョウ並木など緑も多いためファミリー層を中心に注目が高まっています。
《■成城の歴史》
今では高級住宅地のイメージが先行しがちな“成城”ですが、明治の末ごろまでは「北多摩郡砧村大字喜多見」と呼ばれており、西北部の一部を除いて広い雑木林が続くエリアでした。
そんな土地に、大正12年(1923年)の関東大震災をきっかけに現在の成城学園の前身が、新宿区(当時の牛込区原町)の成城中学・高等学園より独立、移転を決定。学園は当時の喜多見周辺の土地2万坪を購入し開発、分譲することによって建設費用を捻出し、大正14年(1924年)についに“成城学園”の校舎が完成しました。完成後も学園の後援会によってさらにまちづくりは進み、住宅地と商業地の区分、碁盤の目のように整えられた道路、桜並木とイチョウ並木と、引き続き宅地開発も同時に進行していくことになります。
そして昭和2年(1927年)に関東大震災の影響で遅れていた小田急電鉄(当時は中央鉄道)がついに開通。地元の有志の要望と土地の寄付により現在と同じ場所に駅舎が完成し、“成城学園前駅”と命名されました。
当時は野上弥生子や大江健三郎、中河与一らといった文化人、小説家、歌人たちが多く住んでいましたが、昭和7年(1932年)に東宝撮影所が建設されて以降、黒澤明や本多猪四郎らから、三船敏郎、加山雄三、加東大介や石原裕次郎ほか日本を代表する映画監督・俳優などが居を構えるようになります。彼らが大邸宅を建てることによってこの地の知名度はさらに上昇。今でも映画界や芸能界で根強い人気があるほか、整えられた閑静な街並みを好む多くのセレブたちが集まった高級住宅地として注目される土地になったのです。
《■成城の地理》
世田谷の西部に位置する“成城”は、東側の仙川と西側の野川に挟まれた台地状の土地です。「成城学園駅」から新宿までは約18分、渋谷までは約20分、東京メトロ千代田線と乗り換えが可能な“代々木上原”までは約11分と、比較的都心まで短時間でアクセスも可能な上、箱根方面へはロマンスカーが停車するため、休日のレジャーなどにも大変便利な場所です。
また、南口及び西口からは東急バス・小田急バスの2種類の路線が利用でき、渋谷駅や二子玉川駅、千鳥烏山駅、調布駅など、乗り換えなしで移動することも出来ます。それだけでなく、祖師ヶ谷大蔵駅との間を循環するコミュニティバスも運行しており、近隣地域への移動で困ることは少ないでしょう。
さらに、南側には世田谷通り(都道3号)が走っているほか、東名高速道路と首都高速3号渋谷線にも近いため、車で移動したい方にもおすすめとなっています。
学園都市なだけあって商業施設は比較的控えめで、やはり住宅地がメインのエリアです。高い建物が少ないため空を広く感じられ、緑が多く残る住宅地は、街並みが崩れていくことを危惧した住民たちが中心となって住み方のルールを定めた区民街づくり協定「成城憲章」によって今も守られています。成城全域が協定の対象で、“低層住宅地の保全”、“生け垣や樹木などの敷地内の緑の保全”、“周辺環境に影響の大きい集合住宅の制限”などのほか、落ち葉清掃などの緑地の管理も住民やボランティアによって行われています。
土地所有者と契約を結んで庭園や雑木林を一般に公開した「市民緑地」も多く存在するなど、“成城”のブランド名とその環境は、区とたくさんの住民たちの手によって大切に保護されているのです。
《■成城での買い物》
成城学園前駅で買い物するのなら、この近辺で最大のショッピングセンター「成城コルティ」でしょう。駅改札から直結しているため雨の日でも濡れずに行くことが出来ますし、スーパーマーケット“Odakyu OX”やレストラン、カフェはもちろん、書店やドラッグストア、インテリア雑貨、クリニック、保育園までテナントが充実して並んでいるので、通勤や通学のついでに気軽に立ち寄ることが可能です。屋上には芝生や木々が植えられた屋上庭園があり、天気の良い日には新宿や六本木ヒルズ、富士山などほか、多摩川の花火大会も望むことが出来るちょっとした隠しスポットとなっております。
商店街はコンパクトですが、食料品から日用品まで生活に必要なものはすべてここで揃います。ただし道路幅も狭く、特に朝や夕方は自転車の通りも多いため、小さな子供連れで買い物に来る場合は少し注意が必要かもしれません。
“成城”といえば誰もがすぐに思い出すであろう老舗高級スーパーマーケット「成城石井」をはじめ、地元の住民に愛され続けている洋菓子店「成城アルプス」や和菓子屋「成城あんや」、老舗パン屋「成城パン」など“成城”の名を冠した歴史のある名店が多いのも特徴。舌の肥えた成城住民を納得させるほどレベルが高いお店が多いようです。
高級住宅街を抱えるだけあって裕福層が多く価格は多少高めとなっていますが、お得なスーパーマーケットや100円均一ショップなどもあるので、時と場合によってお店を選べるのも成城学園前の魅力のひとつです。
《■成城の施設》
やはり代表する施設といえばこの学園都市を創り上げた「成城学園」に違いありません。学園自体には生徒かその保護者でもない限りそうそう行く機会のない場所ですが、成城学園駅入り口の交差点から学園まで続く約120m続くイチョウ並木は一見の価値があるでしょう。成城には並木は多いのですがこのイチョウ並木は圧巻で、昭和59年(1984年)に区民の投票で選ばれた“せたがや百景”にも登録されています。
同時に桜並木もおすすめのスポット。成城学園出身の森山直太朗の「さくら(独唱)」のモデルになったともいわれているこの桜並木は、駅入口の交差点から北の通り沿いに続いています。こちらも“せたがや百景”に登録されており、周囲の路地や通りを含めた一帯が桜並木で、特にあたり一面が桜色に染まる春はぜひとも見ておきたい景色です。
これらの木々は成城学園移転当時の学生や住民たちの手によって植えられたもので、その年代分成長した大きな幹の木はやはり見ものでしょう。どちらも落ち葉が多く管理も大変な街路樹ですが、上記の「成城憲章」にあるとおり、住民やボランティアによって掃除や手入れなどがこまめに行われ、その風景を保っております。
成城には大きな施設はありませんが市民緑地をはじめとした庭園や緑地が多いほか、古き良き時代の街並みや建築物を遺す活動も積極的に行われているため、住宅街にきれいに維持管理された古民家などを見ることもできます。単なる“高級住宅地”で収まらないほど、成城には魅力がたくさん詰まっているのです。
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