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都会の喧騒から切り離された高級感漂う重厚な住宅街「目白」
巨大ターミナル駅“池袋”からわずか3分という距離でありながら気品あふれる落ち着いた街並が広がる「目白」。路線はJRのみで豊島区内の山手線駅でも唯一地下鉄に乗り継ぎがないため交通利便性はやや劣るものの、静かで落ち着いた都内有数の高級住宅地になっています。学習院大学のキャンパスもある学生街でもあり防犯の目も行き届いているため、特に1人暮らしの女性やファミリー層に人気の高いエリアです。
《■目白の歴史》
この地で生まれた白い馬に由来するという説もありますが、江戸の守護と天下泰平を願って置かれた五行思想の5色(黒・白・青・赤・黄)の“江戸五色不動”のひとつ“目白不動”に因んだというのが有力視されているようです。なお「目白」に存在していた本来の“目白不動尊”は、第二次世界大戦による戦火で壊滅的な被害を受けて廃寺となってしまったため、現在では豊島区金乗院に祀られています。
江戸時代には徳川家の狩猟場であった「目白」エリアは、当時はまだ“長崎”や“巣鴨”などいくつかの村の一部にすぎませんでした。ですが“目白不動”が置かれてからすでに周囲一帯が“目白台”と呼ばれており、周囲には大名や旗本の多くが屋敷を構えていたようです。
明治時代に入るとそういった武家屋敷の多くが引き払われましたが、華族(近代日本の貴族階級)などの有力者が邸宅として利用することになり、高級住宅街としての歩みを進めて行きます。
東京を中心にした鉄道の開発も進み、明治18年(1885年)には日本鉄道・品川線の駅として“目白駅”が開業。明治中期には上野~熊谷間とこの品川線を接続させる豊島線を設けるという話が持ち上がり、その分岐点として“目白駅”が選ばれました。
ですが、“目白駅”自体が切通しの谷底に作られていたために新たなホームと線路を建設するのに困難が予想されたことと、地域の開発を望まない地元住民たちによる激しい反対運動が収まらなかったことより計画は中断。ターミナル駅として便利で賑やかに発展していくよりも、緑多く落ち着いた静かな住環境を選ぶ住民が多かったのです。
そして昭和7年(1932年)に東京市豊島区に編入されたのと同時に、目白町を起立。その後も何度も再開発などの話が持ち上がりますが、ほとんどが反対運動により中止になっています。
今の徹底した「目白」の上品で穏やかな街並みは、住民たちの手によって大切に守られているからなのですね。
《■目白の地理》
歴史の項に書いた通りに「目白駅」は山手線内でもめずらしく、利用可能なのはJR山手線のみで地下鉄やほかの路線の乗り入れが一切ありません。ですが運行本数もとにかく多いですし、巨大ターミナル駅・池袋や高田馬場まで約3分、新宿や渋谷、東京などへも乗り換えなしでアクセスが可能なため不便さを感じることはほとんどないでしょう。
やや離れていますが、東京メトロ副都心線の雑司ヶ谷駅も利用することも可能です。
目白駅前からは、新宿、池袋、練馬方面へのバスも運行。山手線がもし事故や天候などで運休していたとしても動けなくなることはほとんどないでしょうし、池袋もしくは高田馬場まで距離もほとんどないのでそちらへ歩いて行くという手もあります。
車での移動も、ほぼJR山手線を直角に横切るように走っている目白通りを利用すれば、都心部から郊外へも一直線で出ることが出来ます。ただしメイン通りでもあるためかなり交通量が多いのでその点には注意しておきましょう。
「目白」エリアは都内有数の高級住宅地だけあって、“目白庭園”や“目白の森”などの緑豊かな公園を抱えそのほとんどが閑静な住宅街になっています。
同時に、元々華族子弟の教育機関として設立され現在も皇室御用達となっている“学習院大学”をはじめとした複数の学校が集まった学生の街でもあります。ですが高田馬場や新宿などの他の学生の街と比べて賑やかさや騒々しさがほとんどなく、全体的におっとりと静かで落ち着いているのが大きな特徴です。
学生が多いため防犯の目も行き届いているせいか、気になる犯罪発生率もかなり低め。治安は一年を通してかなり良いので、小さな子供がいる家族はもちろん、女性の1人暮らしにも「目白」はうってつけの街なのです。
《■目白での買い物》
静かな環境を徹底しているせいか、駅自体もかなり小規模で駅ビルなどはありません。ですが駅から徒歩1分に商業施設“TRAD目白”があり、日常の買い物は駅前周辺でほとんど揃ってしまいます。それ以外に商店街のようなものはないものの、駅を出て学習院大学の反対側、目白通り西側がメイン通りになっているようです。車の通りはかなり多いですが道幅が広いため狭さも感じさせず、上品で落ち着いた街並みになっています。裕福な層の住民が多いこともあって、チェーン系列の店舗より個人経営の雰囲気の良いレストランやブティックなどがやや多め。中には甲冑や刀剣、絵画や人形などを扱う骨董品店が並んだ“新骨董通り”と呼ばれる通りもあるほか、女性が好みそうなフレンチやスイーツのお店が多いのも嬉しいところ。お休みの日にはこういったお気に入りのお店を散歩がてらに探してみるのも楽しいかもしれません。
毎日の買い物の場として、駅前には“クイーンズ伊勢丹”や“ピーコックストア”などのスーパーもあり、22時~23時までと遅くまで開いているので、仕事が遅くなっても困ることは少なそうです。ただ高級スーパーですし、お値段が少し気になる場合などには一駅隣の池袋や高田馬場方面へ行くのも良いでしょう。また家電量販店やホームセンターも周辺にありませんので、こちらも池袋頼りになりそうです。
とはいえ、やはり学生の街でもあるので学生が利用しそうなチェーン店のファミレスやファストフード店も駅周辺に何店舗か見つけることは可能。忙しいときや手持ちが心もとない時の外食の選択肢に困ることもなさそうです。
《■目白の施設》
自然環境にも恵まれた「目白」エリアですが、駅からわずか徒歩5分ほどのところにある豊島区立の“目白庭園”は地元の住民の散歩コースにもなっているようです。池を取り囲むように園路が設けられた“回遊式日本庭園”で、平成2年(1990年)に作庭された比較的新しい庭園です。春にはカルガモの親子が、秋には紅葉、小さな滝や優雅に泳ぐ鯉も見ることが出来、時期によってはライトアップもされ都心近くとは思えないほどの落ち着いた空間となっています。それほど広くはありませんが、池の南側に築かれた石垣の上には庭園が一望できる木造瓦葺き平屋建ての建物が建っており、茶道や華道、句会など趣味の催物が行われたりなど、周囲の人々の癒しの場となっている場所でもあります。
入場も無料ですので、近場に住んでいたら気軽に立ち寄りたいスポットですね。
また、JR山手線の線路と学習院大学に挟まれた場所にある“切手の博物館”も人気が高いです。日本及び外国の切手約35万種類を所蔵する国内でも珍しい郵便切手の博物館で、切手マニアの間では有名な場所となっています。切手収集家として世界的に有名な水原明窓が私財を投じて昭和63年(1988年)に財団を設立。平成8年(1996年)に現在地へと転移しました。規模はそれほど大きくはありませんが、テーマを決めた企画展を3か月ごとに開催したり、郵便切手関連の書籍や雑誌が閲覧可能な図書館の公開、世界の切手や切手をモチーフにしたグッズの販売など、見ごたえも十分。入館料200円が切手200円分でOKなのもこの博物館ならではの面白いところです。
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