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東急電鉄が作り出した緑豊かな住宅地「たまプラーザ」
美しく整えられた住宅街というイメージが強い「たまプラーザ」。都会の便利さと郊外の自然が融合したロンドン郊外の田園都市構成を手本に新しく作られたこのエリアは、“住みたいまちランキング”の上位に毎年ランクインするほど人気がかなり高め。子育てと教育の環境を最重視しているので、子育て中のファミリー層からも特に注目されている場所です。
《■たまプラーザの歴史》
弥生時代の朝光寺原遺跡や古墳時代の稲荷前古墳などが点在しているこの地域の歴史はかなり古いものの、江戸時代に荏田周辺が大山街道を通る人々によって賑わった程度で、現在の「たまプラーザ(美しが丘)」周辺は静かな農村地帯が広がっていました。
1940年(昭和15年)に赤坂から神奈川北部周辺へ転移してきた陸軍は、のどかな丘陵地帯であったこの地域を軍用地として次々と買収。兵士の宿舎が建てられ、広大な演習場として使われます。戦争が終わると、農地改革によって接収された土地は元の耕作者に払い下げられましたが、“旧軍用地”という事情があるためか、中には譲り受けを拒む人もいたようです。
戦後の混乱がやっと収束した1953年(昭和28年)、首都東京の人口が年に50万人ずつ増え続け過密化が一気に進み、公共施設や住宅地などが飽和状態になるのは時間の問題と考えられ社会問題となっていたこの頃に、それらを解決しようと立ち上がったのが東急電鉄の会長であった五島慶太です。旧軍用地の買収を進めるのと同時に、イギリスの田園都市構想を参考に多摩丘陵一帯を開発して第2の東京を作り出すという“城西南地区開発趣意書”を発表。3年後となる1956年にそのマスタープランを策定し、1959年にはついに街づくりがスタートしました。
まずは都市として構造的な開発を進め、1966年(昭和41年)には3種類の拠点(プラザ・ビレッジ・クロスポイント)を計画的に配置し相乗的な発展を促す“ペアシティ計画”を発表。また同時に東急田園都市線の「たまプラーザ駅」を開設したことにより大井町駅までダイレクトにアクセスすることが可能になりました。
1973年にはより住みやすく快適な街になるよう、サービス施設やバスなどの公共交通機関の整備、教育施設の誘致など都市運営を盛り込んだ方策を“アミニティプラン”を発表。さらに1988年には自立性の高い多機能都市を目指す“多摩田園都市21プラン”を発表するなど、「たまプラーザ」は進化を止めることはありません。
その後も東急グループ主導で駅周辺の開発など時代に合わせた都市インフラの再整備を続け、美しくありながらも住みやすい理想のまちとして注目を集め続けています。
《■たまプラーザの地理》
神奈川県横浜市の北部、青葉区でも最北に位置し“たまプラ”の愛称でも知られる「たまプラーザ」駅は、東京急行電鉄によって開発された多摩田園都市“美しが丘”にあります。住宅地をメインとして開発されただけあって商業地は駅周辺のみで、周囲は閑静な住宅地が広がっています。
駅には東急田園都市線が通っており、準急も停車するため渋谷まで約20分、渋谷からは半蔵門線に直結しているので都心部へのアクセスにはとても便利です。また、隣駅の“あざみ野”まで出れば横浜市営地下鉄ブルーラインも利用できるので、横浜方面へもスムーズに移動することが可能となっています。
ただ朝の通勤・通学時間帯の登り方面はかなり混雑していますし、それに伴って運休・遅延も多いため、できるだけ早めの時間帯の利用が良さそうです。
バスの交通網はかなり充実しており、“東急バス”をはじめ“小田急バス”や“京浜急行バス”、“京成バス”、“川崎市営バス”など複数のバス系統の利用が出来ます。新百合ヶ丘駅や江田、センター南駅のほか、成田空港や羽田空港、東京ディズニーリゾートまでそれぞれ1本で行ける直行バスも多めです。
また、東名高速や厚木街道も近いことから、車での移動がメインの方にもおすすめです。特にこのあたりはもともと丘陵地帯であったため、見晴らしはよいものの坂が非常に多いので徒歩や自転車より、自家用車もしくはバスでの移動をメインにしたほうが良いかもしれません。
なお日本では珍しい円形の袋小路“クルドサック”が点在しており、通り抜け出来ない仕様になっているため慣れないうちは迷うこともあるかもしれないので注意が必要です。ですがこれによって車の交通量が抑えられ、静かな住環境と安心・安全が得られているのは嬉しいポイントとなっています。
《■たまプラーザでの買い物》
「たまプラーザ」駅直結の“たまプラーザテラス”は、サウスプラザ、ゲートプラザ、ノースプラザ、リンクプラザの4か所からなる大型商業施設です。ファッション、雑貨から、レストランやカフェ、インテリア、書籍までが揃っており、街全体でファミリー層をメインターゲットにしているためかとくに家族連れが多めで、どこでもベビーカーで移動できるよう広めに設計されています。もちろん授乳室や休憩室、フードコートや子供向けの遊び場もあったりと、小さな子供連れでも安心して買い物がゆっくりと楽しめます。
駅の北口方面にも“東急百貨店”と“イトーヨーカドー”がありますし、駅周囲には家電量販店のケーズデンキやドラッグストアも点在しているので生活必需品を揃えるのに苦労をすることはありません。
スーパーもかなり多く、“東急ストア”や“イトーヨーカドー”の他にも、“まいばすけっと”や“ユーコープ”、高級スーパーの“成城石井”までが揃っているため、生鮮食品の購入場所に困ることもないでしょう。ただし“まいばすけっと”が深夜24時、“たまプラーザテラス”内の“東急ストア”が深夜25時までと24時間営業をしているスーパーはないのでやや注意です。
各商業施設や駅周辺にも飲食店の種類は多く、外食をする場所に悩むことも少なめ。ですがやはりファミリー層がメインのためかどちらかというとゆったりと食べる場所が多く、1人でササっと済ませられる定食屋のようなお店や深夜遅くまでやっているお店はそれほどありません。ですので忙しい場合などに食事を簡単に済ませたい時などには、“東急百貨店”内などに多く入っているお総菜屋を利用すると良いでしょう。
《■たまプラーザの施設》
駅周辺の大型商業施設は人が多くかなり賑やかな印象ですが、少し離れれば緑がかなり多く、“美しが丘公園”や“山中公園”、“新石川公園”など公園があちこちにあります。規模はそれぞれそこまで大きくはないものの、芝生や木々が多く植えられていたりするため、癒しを求めて訪れる人も多いです。遊具が揃っている場所もあり、子供の多い地域でもあるため休みの日には親子連れの姿も多く見られます。
また、施設ではありませんが「たまプラーザ」駅から北西部に広がる“美しが丘”の統一感のある住宅街そのものに一見の価値があるのではないでしょうか。
歴史の項に書いた通り、東急グループによって計画的に作り出された住宅街だけあって見た目や雰囲気などがすべて統一され、他に類を見ない美しさを備えた街並みとなっています。歩行者と自動車のルートを完全に分離させ、子供からお年寄りまでが安心して歩ける道路“ラドバーン方式”や、渋滞回避の通り抜けや近道として使用することを出来なくし、住民以外の車の通りを減らすことで静かで安全な住環境を維持する円形袋小路“クルドサック方式”など、その後に作られる東急多摩田園都市の街づくりのモデルケースにもなったほどです。
通りには並木がキレイに植えられ、ボランティアの手によって定期的な手入れも施されるほど美しい景観を守ろうという住民の意識もかなり高め。パチンコ店などの景観的にも青少年の健全な育成にも支障をきたすような店舗は一切ありませんし、もちろん防犯もしっかりと行き届き交差点や公園にも監視カメラが設置されていますので、女性や小さな子供がいる家族も安心して暮らせるでしょう。
東急グループによって作り出された「たまプラーザ」の街並みは、そこに住む人々の手で大切に守られているのですね。
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