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交通の便の良さと豊かな自然環境が魅力の「長津田」
東京のベッドタウンとして成長した「長津田」は、JR横浜線と東急田園都市線、東急こどもの国線の3路線が乗り入れています。都心部への始発本数も多く座って通勤することも可能なこのまちは、特に自然に恵まれている上に防犯意識もかなり高く非常に治安が良いので、子育て中のファミリー層に特に人気の高いエリアです。
《■長津田の歴史》
地名の由来はいくつかの説があり、かつてこの一帯が長い小川(津)が通る田園であったために「長津田」となったとも、“長い湿田”という意味を持つ“谷津田”から来たとも言われています。正式な読み方は“ながつた”でJRや東急の駅でもそのように表記されていますが、住民の中には“ながつだ”と読む人もいるようです。
江戸時代には矢倉沢往還(大山道・厚木街道・青山街道)の宿場町として栄えており、当時大ブームだった大山参りに向かう人々や、表街道の煩わしさを避けて裏街道である大山通りを行く武士たちを中心に賑わっていました。江戸末期まで旗本岡野家が知行しており、宿泊施設や商店などが50軒ほど並んでいたようです。
明治に入り、1908年(明治41年)に横浜鉄道(現・JR横浜線)が開業すると宿場町は縮小。ですが鉄道の駅が出来たことによりそのころ横浜を中心に盛んだった養蚕業が発展し、あたり一面には蚕の餌となる桑を育てる畑が広がっていました。1923年(大正12年)の関東大震災によって製糸工場が大きな被害を受けてしまいましたが、翌年には委託販売や生繭の委託感想などを行う施設“長津田繭糸取引所”が建てられたりと、養蚕を中心にしてまちは賑わいます。
戦争がはじまると、旧日本軍最大規模の弾薬組み立てと格納などを目的とした弾薬製造貯蔵施設“田奈部隊填薬所(現・こどもの国)”への引き込み線が“長津田駅”に作られ、周辺には関連工場も建てられていたようですが、今では跡形も残っていません。
1966年(昭和41年)になって東急田園都市線が“溝の口駅”から延伸開業されたことに伴って、東急グループなどによる宅地開発や、神奈川県住宅供給公社などによる住宅団地造成が促進し人口が急激に増加。
現在も、複合施設の建設やエ駅前広場やロータリーの設備など、拠点駅として相応しい周辺環境の整備は、着々と進んでいます。
《■長津田の地理》
神奈川県横浜市の北東に位置する緑区にある「長津田」は、“東急田園都市線”、“JR横浜線”、“東急こどもの国線”の3路線の使用ができます。“東急田園都市線”を使えば東京まで1本で行けますし、特急も停車しますので“渋谷”まで約30分でアクセス可能。渋谷からは“東京メトロ半蔵門”にも乗り入れているため、“青山”や“九段下”、“大手町”まで乗り換えなしで行けるのも魅力です。この“東急田園都市線”は通勤通学時に混雑することでも有名で、“JR横浜線”との接続駅として乗り換えの乗降客も多いのですが、都心部への始発も同じく多いので、こちらを上手に利用すれば「田園都市線で座って通勤・通学が出来る」という点は非常にポイントが高いのではないでしょうか。
“横浜線”を使えば“横浜駅”までは約30分ですし、逆の“町田”へはわずか8分程度と、各主要駅までのアクセスも良好です。
厚木街道や東名高速も近めで、それらを利用すれば東京を含めた首都圏近郊や箱根・静岡方面へも出やすいため、車移動をメインにしたい方にもおすすめ。バス路線も充実していて、周囲への移動はもちろん、京都や名古屋方面へ向かう高速バスも発着しているので、旅行好きの方やそちらからの転勤してきた方にもうれしいでしょう。
また、長く住むのであればできるだけ安全な場所に住みたいところ。近年、想定外の降水量で川の氾濫やがけ崩れなどの自然災害が各所で起きていますが、「長津田」は駅から北方面に一級河川の恩田川があるものの、標高約45mの緩やかな高台で固い地盤の上にあり水害や地面液状化などが起きにくい土地となっているので、怯えることなく安心して住み続けることが出来そうです。
《■長津田での買い物》
“長津田駅”周辺はきれいに整えられているものの、南口側にはドラッグストアや24時間利用可能なトレーニングジムなどが入った商業施設“Saltus Nagatsuda(ソルタス長津田)”がある以外大型商業施設のようなものはありません。
ですが北口方面にはスーパー“マルエツ”を中心とした複合商業施設がありますので、毎日の買い物に困ることはあまりないでしょう。この“マルエツ”は朝9時から深夜25時まで営業しているため、終電近くでもちょっと寄って帰れるのでとても便利です。
安さが魅力の“オーケーストア”や“業務スーパー”も徒歩10分圏内にあり、その日の気分によって使い分けることもできそうです。
駅からはずいぶん離れてしまいますが、東名高速沿いにある大型ショッピングセンター“アピタ長津田”は住民たちの人気の買い物スポット。生鮮食品やお総菜類が充実した“アピタ ・ピアゴ”をはじめ、家電量販店の“ノジマ”や、“ユニクロ”、“ライトオン”などといった衣料品店、100円ショップの“ダイソー”ほか、フードコートはもちろん“スターバックス”でカフェもできますし、飲食店もありますので食事がてらに買い物することも可能です。
さらに真横にはホームセンター“スーパービバホーム長津田店”があり、こちらの中には“しまむら”や“バースディ”、“セリア”なども入っていますから、必要なものはこの周辺でほとんど揃えられてしまうでしょう。
駐車場が広いのでマイカーで来る方も多いのですが、“長津田駅”前からバスが利用できますので安心です。
《■長津田の施設》
東京のベッドタウンとして成長し駅前を中心に再開発が入ったものの、住宅地としての性質が強めなせいか施設などはあまりなく、上記した大型ショッピングセンター“アピタ長津田”くらいしかありません。
どちらかというと人工物より自然に恵まれている地域で、首都圏とは思えないほど多くの自然が残されています。
大型ショッピングセンター“アピタ長津田”の真横にある“玄界田公園”には、クヌギやコナラなどの木々や、湿地植物が観察できるホタル沢など、昔ながらの景観がそのまま保存されています。ほかにも、走り回れる広い芝生広場や、インラインスケート場やスケボーのバンク、壁打ちテニスコート、3on3のバスケットなどが無料で利用可能。小さい子供が楽しめる遊具コーナーもありますので、1日中たっぷりと遊びつくすこともできるでしょう。
とくにここは手ぶらで楽しめるバーベキュー場としても有名で、週末は予約の受付開始後すぐ満席になってしまうためキャンセル待ちまで出るという人気ぶり。食材と機材の持ち込みが自由なのでテーブルのみの予約から、食材は持ち込みして機材セットだけのレンタルもできますし、面倒な人は食材も機材も全部セットの予約も可能です。機材込みセットの場合は火の付いた炭が借りられるので、難易度の高い火おこし作業を行わなくても済むのは初心者にはうれしいところでしょう。
それだけでなく、近場には大小のアスレチックが50種類も用意された“フィールドアスレチック横浜つくし野コース”もあるほか、やや離れますが横浜最大の森“新治市民の森”や、自然の中で動物と触れ合える“こどもの国”もあったりと、豊かな自然の中で子供を育てたいと思う家族に「長津田」はピッタリの場所に違いありません。
平日は都心へ勤めに、休日は子供とのんびり自然の中で過ごすといったゆとりのある生活ができそうですね。
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