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総本社“武蔵一宮・氷川神社”に護られた巨大ターミナル駅「大宮」
新幹線を含め合計11路線が乗り入れる埼玉最大のターミナル駅「大宮」は、荒川流域にある約200以上の“氷川神社”の総本社“武蔵一宮・氷川神社”の門前町として、また中山道宿場町の一つである“大宮宿”として発展しました。“住みたいまちランキング”の埼玉県内で常に安定してトップを走っているだけでなく、買い物の便利さと交通のアクセスの良さが注目され全国版でも10位以内に入った話題の地域です。
《■大宮の歴史》
2400年もの歴史を持ち平安時代に記された延喜式神名帳にも載せられ、埼玉・東京の荒川流域を中心にして広がっていた“氷川神(ひかわのかみ)”信仰の総本山“武蔵一宮・氷川神社”を“大いなる宮居”と崇めたことから「大宮」と名づけられたと伝えられています。
その門前町として周囲は古くから賑わっており、戦国時代に後北条氏によって“中山道”の前身となる街道が整備されます。この街道は参道を通っていたため“神社に参らずに通過するのが神に対して恐れ多い”ことなどを理由に江戸時代に入って中山道を西側へと移動。そして中山道六十九次の4番目の宿場“大宮宿”が造られると、あたりは門前町から中山道の宿場町へと変化します。江戸に近い割にはかなり規模は大きかったようです。
明治時代になると街道の重要性が低下したことから宿場町の賑わいは衰退。1869年(明治2年)には廃藩置県によって“大宮県”が誕生し、このまま行政の中心として成長するかと思いきや、わずか8か月後に“浦和県”へと改称され県庁が“浦和”へと置かれます。現在でも県庁が「大宮」ではなく“浦和”にあるのは、このような理由があったのです。
1883年(明治16年)には日本鉄道(現・JR東日本)が“上野”と“熊谷”を繋いだ“高崎線”が完成したものの「大宮」には駅が設置されず、周辺は衰退の兆しが見え始めました。町の有志はこれを危惧し、大宮駅開発運動を展開。ついに2年後の1885年(明治18年)にその努力が実を結び“大宮駅”が開業したのです。
1894年に日本鉄道株式会社大宮工場が操業を開始。昭和に入って総武鉄道(現・東武アーバンパークライン)、省線電車(現・京浜東北線)、川越線が相次いで開通し、鉄道の町として新たに発展を始めます。9号国道(現・国道17号)など交通の整備も進むと人口の増加スピードも加速。周囲には商店街が形成され買い物客で賑わい、商業都市としても注目され始め、1940年(昭和15年)に周囲の村を吸収合併しつつ県下5番目の市として“大宮市”が誕生しました。
その後も成長は止まらず、1982年(昭和57年)には大宮駅を起点として東北・上越新幹線が開通し、その翌年には埼玉都市交通伊奈線も開業。1985年(昭和60年)に新幹線が上野まで延伸したのと同時に、その高架を利用した“埼京線”が開通し、埼玉だけでなく日本国内でも屈指の巨大ターミナル駅となりました。
そして2001年には“浦和市”、“与野市”と合併、“さいたま市”となったことで“大宮市”は廃止。さいたま市の一部である“大宮区”となりましたが、“大宮駅”周囲は県下随一の商業都市として発展は続いています。
《■大宮の地理》
県下最大の繁華街を抱える「大宮」は、乗り入れ路線数が東京駅に次いで全国2位のターミナル駅です。
JRの“京浜東北線”、“宇都宮線”、“高崎線”、“埼京線”、“川越線”、“湘南新宿ライン”と朝夕限定で乗り入れる“武蔵野線”、東武鉄道の“東武アーバンパークライン”、埼玉新都市交通“伊奈線”に、“東北新幹線”、“上越新幹線”、“北陸新幹線(長野新幹線)”、“秋田新幹線”、“山形新幹線”を加えて全14種類が乗り入れており、首都圏から北へ向かう玄関口としてさらに知名度を上げています。
“池袋”まで約28分、“新宿”へも35分、“渋谷”へは40分、“横浜”も1時間ほどでついてしまいますし、これら主要ターミナル駅にはすべて乗り換えなしで行くことも可能。新幹線が集まっているため都内に通勤するだけでなく、栃木や群馬方面へ通勤する方にも便利です。東西の移動に弱いと言われている埼玉県内であっても、西の川越方面へ向かう“川越線”、東の春日部方面へ向かう“東武アーバンパークライン”、本数は限られているものの“武蔵野線”と、数少ない東西移動可能な路線が3つも集まっているのはポイントがかなり高いです。
利用者数も全国屈指の上、各路線が集まっているだけあって通勤通学時にはかなり混雑しています。ですが“京浜東北線”は始発駅ですし、“埼京線”も多くの始発電車が出ているので、ゆったりと座って移動できるのは大きなメリットでしょう。
電車だけでなくバスなどの公共交通機関も充実しています。西武バスや国際興業バスなど複数のバス会社が運行しており、近隣各地へ向かう路線もかなり豊富ですので、駅から離れた場所に住んでも大きな問題にならないでしょう。それだけでなく、羽田や成田空港、ディズニーランド、富士急ハイランド、大阪、京都などへ向かう高速バスもあるので仕事や遊びに行くときも非常に便利。平日限定となりますが“池袋”と“大宮”を起点とした中距離の深夜急行バス“ミッドナイトアロー”もあるため、終電を逃した場合でも安心です。
埼玉県での屈指の商業都市の「大宮」ですが、西口と東口でだいぶ印象が違います。
西口はキレイに整備されており、駅と商業施設などを繋ぐペデストリアンデッキ、奥には道沿いにそびえたつオフィスビルなど大きな建物が多く、近代的でいかにもお洒落な商業都市のイメージそのもの。打って変わって東口は小さなお店が集まった昭和の雰囲気も漂う細い路地や商店街があちこちにあり、どちらかというとごちゃごちゃとした印象を受けるかもしれません。
駅前の再開発が幾度も叫ばれていましたが、ようやく再開発計画“大宮駅グランドセントラルステーション化構想”が策定。東口だけでなく西口も含めた大規模なものとなっているようなので、今まで以上に住みやすい街になるのは間違いないでしょう。
《■大宮での買い物》
西口には“そごう”や“LUMINE2”をはじめ、“マルイ”、“DOMショッピングセンター”、“JACK大宮”など大型商業施設が建ち並んでいます。
特に中高生の世代の話題を集めるのは、西口を出て真正面にある複合商業施設“大宮アルシェ”に違いないでしょう。女性向けのファッション品店を中心に、ディズニーストアやCD・DVDショップHMVが入っていたり、人気のパンケーキ店があったりと、さながら埼玉版の小さな渋谷といったところでしょうか。特に地元で人気の高いFM NACK5のサテライトスタジオも5階にあっていつも賑わっています。1階にはゲームソフトやPCを扱う“ソフマップ”がはいっており、こちらは主に男性客が中心になっているようです。
逆に東口にある商業施設は老舗デパートの“タカシマヤ”くらいで、あとは“大宮すずらん通り商店街”、“一番街商店街”、“大宮南銀座商店街”などがメインに、小さな個人経営の商店が数多く残っています。こちらはどちらかというと西口とは逆にお年寄りが多めですが、カラオケなどのレジャー施設や“ドン・キホーテ”もありますので若い方も遊ぶ場所に困ることはありません。
“LUMINE”などにはお洒落なレストランやカフェが、商店街にはリーズナブルな価格で食べられる個人経営のお店もたくさんありますので、外食する場所に不自由はしないでしょう。家でゆっくり食べたいのなら、“そごう”や“タカシマヤ”もありますからおいしいデパ地下のお総菜を買うことも可能です。
ですが今一番話題となっているのは、大宮駅構内にある商業施設“エキュート大宮”。簡単に食べられるサンドイッチやベーカリーカフェ、おにぎりのお店などから、レストランやお寿司などしっかりとした食事が取れるお店、お土産として“和菓子”、“洋菓子”店、お弁当やお総菜を扱うお店まで、営業時間も朝7時から夜22時30分までと長い間利用が出来ます。JR駅中の施設なためJR各線を使用していないと利用が出来ませんが、本当の意味での帰りがけに買い物が出来るのは非常に便利です。
もちろん、“明治屋大宮ストアー”や“ザ・ガーデン自由が丘”といった高級スーパーから、“ダイエー”、“マルエツ”といったリーズナブルなスーパーまでが駅周辺に揃っているので、生鮮食品の買い出しする場所にも困ることはないでしょう。
《■大宮の施設》
「大宮」といえば、やはりその地名の元ともなった“武蔵一宮・氷川神社”に違いありません。
“大宮氷川神社”や、親しみを込めて“おひかわさま”とも呼ばれるこの神社は、大宮を中心に埼玉だけでなく東京、神奈川にもある“氷川神社”の総本社で、2400年以上の歴史を持つ日本指折りの古社です。御祭神は“須佐之男命(すさのおのみこと)”、“稲田姫命(いなだひめのみこと)”、“大己貴命(おおなむちのみこと)”で、付近を流れる荒ぶる神“荒川”を、出雲に流れる“斐伊川(ひいかわ)”を見立てて“氷川”と名づけられたといわれています。 初詣参拝数は全国でも毎年ベスト10に入るほどで、パワースポットとしても人気が高い場所となっております。参道は約2㎞にまっすぐと南北に伸び、その脇にはケヤキを中心におよそ700本の樹木が植えられているため、歴史・文化的遺産としてだけでなく都心部に残された重要な緑の空間として大切に残されているのです。
神社の裏には県内だけでなく日本国内でも有数の桜の名所や、“ツキノワグマ”や“カピバラ”、“フラミンゴ”などたくさんの動物が無料で見られる“大宮公園小動物園”もあるので、散歩コースとしても人気がある場所となっております。
また、“鉄道博物館”も話題のスポットです。
JR東日本創立20周年記念事業のメインプロジェクトとして2007年に建てられた“鉄道博物館”は、2018年7月5日全館リニューアルオープンしています。蒸気機関車から新幹線まで実物の車両36量が集結した“車両ステーション”をはじめ、鉄道に隠された様々な仕組みが理解できる実験型ミュージアム“科学ステーション”、鉄道にまつわる数多くの仕事を実際に体験可能な“仕事ステーション”などのほかにも、かつて食堂車で提供されていたメニューを受け継ぎさらに進化させた料理が楽しめる“トレインレストラン”、限定の駅弁も購入可能な“弁当屋”など、鉄道マニアや子供だけでなく大人も夢中になってしまうのは間違いなさそうです。
東京にも出やすいだけでなく、北方面どこへも行きやすいという利便性が魅力の「大宮」。ついついそこだけに目が行き過ぎてしまいそうですが公園などの緑地もかなり多く、休日はゆったりと自然の中で過ごしたい方にはうってつけの場所のようですね。
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